アラフォー世代と言えば、仕事や家庭など抱える責任が増えていく重圧とは反比例し代謝や体力が減り、
腹が出る代わりに髪の毛が後退していく、そんな一進一退を繰り返しながら人生を踏ん張っている方の多い年代かもしれません。
おかげさまで、体形的には少し腹回りに肉がついたものの髪の毛はしっかり残り、
時には30前後に見られる生活を送っているアラフォーのわたくしです(笑)
さて、最近ちょくちょく目にするニュースがあって気になっていたので、このコラムを使って少し書いてみようと思いました。
それは、「日本での薬の処方について」です。
まだまだ年齢も体力も若い10代・20代の若者には中々理解しがたいことかもしれませんが、
年を重ねるにつれて、それはもう色々と出てきますよね。
”夜中にトイレで目が覚める”
”老眼も入って目が疲れる”
”気温の変化で体調が悪くなる”
”疲れて食欲がない”
etc…..。
若い時に、これらの話を年配の諸先輩方から聞いていた時は、鼻で笑っていた自分の身にも15年ほどの歳月を経てやってきたわけです。
しかし、加齢によって生じる体の変化はどうしようもありませんからね。
いざ、自分が中年を迎えてそれらの変化にどう立ち向かうかを考えていかなければならない、ということです。
これは、わたくしが中学生ぐらい、つまり自分の体調を自分で管理して、体調が悪い時には自分でその重さと向き合えるようになった頃から今に至るまでのお話なのですが、自分にとってのポリシーが一つあります。
それは、「なるべく薬に頼らない」ということです。
もちろん、症状によっては薬を使って直さなければならない場合もあるのでしょうけれど、若いころにスポーツで鍛えていたこともあるのか幸いあまり重い病気にかかることもなく、これまで定期的に病院に通ったり、薬をもらったりするようなこともありませんでした。
風邪っぽい、体がだるい、と言う時でも、
「睡眠をしっかり取る」
「毎日の食事をきちんと取る」
などの基本的なところをおろそかにせず、なるべく自力で治すようにしていたのです。
(まぁ、病院そのものが嫌いと言う理由もあるのだとは思いますけど。)
一概には言えないですが
もしかすると女性の方が、頭痛や体調などですぐに薬を使ってしまう人が多いかもしれませんね。
実は、どのような症状であれ日本で簡単に処方されているこういった「お薬」は、海外ではその効能が認められず一切使われなくなっているケースが現状としてあるようなのです。
認知症
日本でも年々患者の数が増加している病気として挙げられるのが「アルツハイマー型認知症」です。
認知症で使われている薬は、世界的に見ても以下の4つとなります。
アリセプト
メマリー
リバスタッチパッチ
レミニール
薬剤などに携わる関係者によれば、確かにこれらはどの薬局でも頻繁に処方される薬なのだそうです。
近年、医療先進国のフランスではこれらの薬についてその効能を認めず、保険適用からも外してしまいました。
それよりも、むしろ強い副作用を引き起こす場合もあり、これらの薬を使う医者はもはやいない、というのです。
では、フランスやその他イギリスやドイツなどの欧州各国で考えられた治療の最善の方法は何なのか?ということになります。
それは、「生活の質の改善」つまり、薬の処方ではなく「日常生活の改善による自然治癒」ということになるのです。
かぜ薬
認知症の場合、高齢になるにつれ発症するイメージがあり、若い世代だと身近には感じられない方も多いでしょう。
では、若い世代でも病院にかかる場合を想像するとどういった場面になるでしょうか。
それは、やはり「単に風邪を引いた」時ではないかと思います。
実は、風邪を引いた際に日本の病院で処方されやすい「カルボシステイン」や「アンプロキソール」などの薬も、フランスでは現在保険適用から外されている薬なのです。
しかも、認知症の場合と同様に、
「効能が無く」、「副作用を併発する」というむしろ処方されない方が賢明と言わざるを得ないような薬である、と言うのです。
病院で診てもらい診察後によく耳にする
「では、抗生物質を出しておきましょう」
と言って処方される薬があると思います。
これらも、本来は簡単に処方されるべきではないのでしょうけれど、日本では患者を安心させるためにポンポンと手渡されていくのが現状なのです。
自己治療・自然治癒と言う考え
病院にはなるべく頼りたくない、自力でなんとか治したい・・・
という考えを元々わたくしが持っている事は先に書きました。
現在、欧米でも「セルフメディケーション(自己治療)」という形で自分で治すという考えが確立しているそうです。
確かに、薬を使う事で楽になることもあるのでしょう。
しかし、自分の考えとして、薬を使う事に慣れてしまうことを避けたかったし、それ以上に何か体にいらんことを引き起こすのではないか、という”危惧”を持っていたため、安易に薬に頼るような生活はしてこなかったのです。
その危惧は、結果的に副作用を心配することに繋がっていたわけですしね。
何の気なしに読んだ雑誌に
「使ってはいけない薬」
という記事が載っていて、これを読んだときに、
「やはり、自然治癒と言う考えは大事なんだな」
と再認識したわけです。
【参考:週刊現代(日本では処方するが欧州の医療先進国では「使ってはいけない薬一覧」)より】