さて、前回、マイナンバーカードを取得するためにオンラインもしくは申請書からの申請を行い、1ヶ月間ほどかかるという発行期間を待つ状態で終わりました。
各自治体によって違いはあるでしょうけれども、わたくし宮嶋の場合、発行まで1ヶ月半ほど経過したころに”マイナンバーカードの準備ができました”、というお知らせハガキが到着しました。
実際に9月の第一週に、指定された役所機関に取りに行ったのですが・・・
普通に40分ほどの待ち時間で、受け取って外に出るまで1時間以上はかかりました。
自分の順番になり、受付カウンターにマイナンバーカードを取りに行ったら分かったのですが、暗証番号を設定するためにタッチパネルを操作したり、紛失や引っ越し時の情報修正などの説明を受けたり、一人が最終的にマイナンバーカードを受け取るまでに受付カウンターで要する時間が結構ありました。
人口の多い街は分かりませんが、マイナンバーカード発行の窓口が1つしかなかったので、余計に時間がかかります。
まぁそれは、地方あるあるかもしれませんが。
政府の予想していた4000万の申請数に程遠いとは言え、やっぱりオトクにポイントを貯めようという方も多いのか、マイナポイントの対象期間となる9月最初の週でもあるためか、マイナンバーカードを受け取りに来ていた方は結構多かったように思いますね。
というわけで、無事にマイナンバーカードを取得してしまいました(苦笑)
キャッシュレス決済サービスや電子マネー、クレジットカードなど、マイナポイントを獲得するために連携させられるサービスはたくさんあります。
実際に買い物した金額やチャージした金額など、各サービスごとにマイナポイントが付与されるパターンも違います。
これを当方ではQR決済サービスである「楽天ペイ」と連携させてみたいと思います。
※一度決済サービスを決めると後から変更できません。あくまで、こちらの環境で「楽天ペイ」を選択しているだけですので、皆さんの普段の生活でよく使っている決済サービスを選択するようにしてください
各決済サービスではマイナポイント獲得と並行して独自にポイントを付与するサービスを行っている場合がありますが、「楽天ペイ」もマイナポイントと連携させると余分にポイントが付く独自サービスを行っています。
それでは、楽天ペイの詳細とマイナポイントとの連携方法を確認していきましょう。
目次
マイナポイント上限5,000ポイントの獲得を「楽天ペイ」で行うと・・
「楽天ペイ」の場合、利用した額を直接クレジットカードから引き落とされる以外にも、「楽天キャッシュ」に現金をチャージして利用できます。
「楽天キャッシュ」へのチャージ方法が楽天のクレジットカード引き落としであれば、チャージで0.5%還元され、「楽天キャッシュ」にチャージされた金額を「楽天ペイ」で決済すると、買い物分で100円ごとに1ポイント還元されます。
これに「マイナポイント」を連携させると、以下のようにポイントがつきます。
- 最大5,000ポイントまでで、利用金額(税別)の25%がマイナポイントとして還元
- 最大500ポイントまでで、利用金額(税別)の2.5%が楽天ポイントとして還元
マイナポイントの還元とは別に、「楽天ペイ」の場合、独自還元もあります。
それが2番目の最大500ポイントもらえる還元となります。
この独自還元が、「楽天ペイのマイナポイント宣伝ページ」でも謳われている「最大5,800ポイント還元」の意味となります。
ちょっと計算してみます。
マイナポイントの最大5,000ポイントを獲得するには、20,000円の買い物が必要となります。
20,000円×25%=5,000ポイント
次に、「楽天ペイ」と連携させた場合の独自ポイントは20,000円の2.5%となります。
20,000円×2.5%=500ポイント
そして、楽天キャッシュへのチャージを楽天のクレジットカードで行うと買い物分と合わせて1.5%となるので・・
20,000円×1.5%=300ポイント
つまり、マイナポイントの対象期間である2021年3月31日までに20,000円の買い物をすれば、最大5,800円分のポイント(当方の場合は楽天ポイント)を獲得できるという訳です。
そして、マイナポイント分の「5,000ポイント」が多いのか少ないのか、という話なわけですが・・
裏を返せば、この上限ポイントが低いと見られているのでしょう。
この低さがマイナンバーカードの発行促進につながっていない可能性もあると思います。
普段よくキャッシュレス決済で買い物をしている人にとっては、2万円ぐらいの買い物金額ですぐ還元ポイントの上限に到達してしまうので、それなら敢えて面倒なマイナンバーカードを作るまでもない。
一方、現金払いが面倒でキャッシュレス決済できるところでそれをメインにしている人にとっては、ポイントをそれほど重視している人はいないでしょうから、わざわざ5,000ポイントのためだけにマイナンバーカードを作らない。
これからキャッシュレス決済を少しずつ始めていこうという人にとっては、期間限定で5,000ポイントぐらいならまずじっくりキャッシュレス決済を使うのに、マイナンバーカードの作成はひとまず置いておかれる。
とまぁ、こんな感じでしょうか。
- マイナポイントの期間が短い
- 期間が短い割に上限金額が低い
- マイナンバーカードの発行と天秤にかけるとオトク感を感じられない
「上限”5,000ポイント”が付与される」と大きく謳っても、「20,000円の買い物だけで上限ポイントに達する」という謳い文句が小さいのは、”20,000円で上限に行くのなら面倒だから別に・・・”と敬遠されるのを防ぐ目的があるのかもしれませんね。
マイナアプリを手に入れる
何だかんだと言ってきましたが、とりあえずどんなものかと発行してみたマイナンバーカードですから、早速マイナポイントを獲得するための準備をしていきたいと思います。
※スマホはAndroidになります。
まず、キャッシュレス決済と連携させるには「マイナアプリ」をスマホにインストールする必要があります。
先にインストールしておいてもいいですし、「楽天ペイ」アプリのメニュー一覧を開いて、「マナポイントの申込/情報」から以下のリンクを進んでインストールしてもOKです。
「マイナポイント申込」をタップすると、マイナポイントアプリがインストールされていない場合、インストール画面へと移動します。
マイナポイントの予約
「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をタップします。
「マイキープラットフォーム」の画面へと移動します。
後程マイナンバーカードが必要になりますので、手元に用意しておきましょう。
「次へ進む」をタップします。
「パスワード入力」の画面になります。
マイナンバーカードを受け取った市町村の窓口で、数字4桁の「利用者証明書用パスワード」を設定したと思いますが、そのパスワードを思い出しながら入力します。
パスワードが入力できたら「OK」をタップします。
ちなみに3回間違えると、もう一度市町村窓口に行ってパスワードを初期設定しなければならないそうです(苦笑)
手元に用意していたマイナンバーカードの出番です。
カードの顔写真がある方の中央部分をスマホのFelicaマークで読み取ります。
スマホケースにスマホを入れていて、Felicaマークが見えない場合は、一度スマホケースからスマホを外す必要があるので、これがまた面倒です。
もし、読み取りが上手くいかない場合は、上のようにエラーが表示されます。
再度マイナンバーカードをスマホのFelicaマークにかざしてみてください。
上手くカード情報が読み込めると、「マイナポイントの予約」が完了となります。
「発行」をタップします。
上のようなメッセージが表示されます。
「OK」をタップします。
マイナポイントの申込
「マイナポイントの予約」が完了したら、続いて実際に申込へと進みます。
「申込へ」をタップします。
「決済サービス選択」の画面になります。
連携させたいサービスを検索できます。
当方ではキーワードに「楽天ペイ」と入力して検索しました。
ここで、連携させたいサービスのポイント付与方法や付与タイミングなどが表示されますので、連携させたいサービスを決めていない方はこの画面で色々検索して検討してみましょう。
ここで一旦、画面を閉じます。
「楽天ペイ」アプリを開いて、メニューから「マイナポイント申込/情報」をタップします。
先程は「マイナポイントの予約」ができていなかったので、上の「マイナポイント申込」をタップすると、マイナポイントアプリのインストール画面へと移動しました。
予約発行が完了した今は、以下のような画面へと遷移します。
「同意・申込する」をタップします。
すべての申込が完了しました。
これで、「楽天ペイ」を使った買い物の際に、マイナポイントが付与されるようになりました。
買い物後の付与されたマイナポイントを確認
「楽天ペイ」アプリと連携されると、「楽天ペイ」のメニューから「マイナポイント申込/情報」をタップすると、ポイント情報が表示されるようになります。
コンビニで購入したお茶1本の値段は129円でしたが、実際に付与されたポイントは29ポイントとなりました。
129円の税別金額は116円
116円×25%=29
付与されたポイントは29ポイント
1ポイント1円で利用できる楽天ポイントですから、実質29円割り引かれたのと同じになります。
数値で見てみると、たった飲み物1本の購入でも結構大きく見えますね。
しかし、上限が5,000ポイントしかないのであっという間に達するでしょう。
外に出れば、どうしても飲み物やランチ、ちょっとしたお菓子などを購入する機会は多いので、半年待たずに5,000ポイントに達しそうです。
もう少し上限ポイントを多くしてほしかったですね。
総括
今回は、わたくし宮嶋が日頃使っている「楽天ペイ」で試してみましたが、自分が普段使っている決済サービスを慎重に選択してください。
本文中にも書きましたが、連携させる決済サービスは一度決めたら後から別の決済サービスに変更ができません。
本記事執筆時点で、ある程度の決済サービスが選択できるようになっています。
「マイナポイントの予約」後に決済サービスを検索できましたが、自分が普段使っている決済サービスをまずそこで探してみるといいでしょう。
決済サービスは順次追加される・・と総務省も言っていますが、半年しか期間がないのになぁ・・とも思いますけどね。
もし、自分の普段使っている決済サービスがない場合は、少し待ってみるのもありかもしれません。
それにしても、マイナンバーカードの発行数を増やすのが目的とは言え、行政の管理するこういったイベント事は、手続きが面倒なうえ、”参加してよかったー”という感情には中々なりづらいですね。
現状、マイナンバーカードの目標発行数に全然達しない状況で、次なる一手をどのように打つのか・・
このまま尻つぼみで終わってしまうのか・・。
IT後進国と言われてしまっている日本のマイナンバーカード事情がどのように変わっていくのかも注視したいところですね。