楽天銀行の法人ビジネス口座を持っている会社さんであれば、楽天銀行が提供しているクラウドアプリを使うことができます。
アプリにもよりますが、完全に無料で利用できる場合もあり、人数の少ない事業所などでは経理業務の手間を軽減できるかもしれません。
楽天銀行法人ビジネス口座の開設・維持手数料は無料ですし、既に口座を持っている会社さんは、試しに使ってみるのもいいでしょう。
ここでは、最近利用できるようになった「円簿給与」アプリを見てみたいと思います。
目次
円簿給与の申し込みは簡単
楽天銀行の法人口座トップページから、「提携サービス」をクリックすると、利用できるアプリの一覧が表示されます。
「クラウド円簿」を選択し、「申込」をクリックします。
楽天銀行に登録している会社情報の確認や楽天銀行アカウントでのログインなどを経て、円簿給与アプリを開くことができます。
実際に利用する前に、利用者情報や会社情報などを「クラウド円簿」に登録します。
円簿給与を起動してみる
「クラウド円簿」には、「会計ソフト」と「給与ソフト」の両方がありますので、連携するソフトを選択します。
「円簿給与」を連携すると、早速使うことができるようになります。
毎月の給与計算はもちろん、賞与や年末調整まで一通りの事がすべて「クラウド円簿給与」上で解決できるわけです。
しかも、楽天銀行のビジネス口座を支払い給与口座にすると、アプリと口座を連結させて一元管理ができるようになります。
入出金や仕入、売り上げなどの会計処理、そして給与データの管理は、銀行口座とは切っても切れない関係にありますから、キャッシュフローなどが管理しやすくなると思います。
他にも色々あるクラウドアプリ
Staple(ステイプル)楽天銀行プラン
「Staple楽天銀行プラン」は、会社の経費を自動計算できるアプリとなります。
各従業員が使った経費を計算し、法人ビジネス口座から従業員の各口座へ振り込むことができるようになります。
「円簿」とは違い、従業員5名までが無料となりますが、日々の煩わしかった経費計算を自動的に払い出し(口座振り込み)まで行ってくれるこのアプリを使えば、大幅な業務短縮になることは間違いないでしょう。
Bridge(ブリッジ)楽天銀行プラン
「Bridge(ブリッジ)楽天銀行プラン」は、会社設立直後や会社運営中の経営者の方が、税務上の書類作成や手続きなど分からない場合に相談できる税理士などがいない時、相談を受けてくれるサービスとなります。
1回、1時間までが無料となりますが、その後も継続して相談をすることができます。
意外に何かと必要書類の多い会社運営で、相談できる相手がいない場合には重宝するかもしれませんね。
MakeLeaps
会社を運営していると絶対に必要となる、見積書や発注書、請求書に受領書や報告書などの作成、いわゆる販売管理システムがクラウドで提供されます。
取引先10社までが無料となりますが、業務に欠かせない販売管理システムがクラウドで使えるのは大変便利だと思います。
請求に対する入金管理もこのシステムでできますので、楽天銀行法人ビジネス口座を使っていて、システムの乗り換えを考えている会社さんは10社までの無料版を試しに使ってみてもいいかもしれませんね。
総括
会計処理に対するクラウドサービスも今ではものすごく増えましたが、銀行口座そして銀行アカウントと直結して使える点が利用環境のステータスを1段も2段も上げていますね。
特に、楽天モールに出店しているネットショップを運営している会社さんであれば、楽天銀行の法人ビジネス口座を持っている確率は高いと思いますので、経理処理で困っている経営者の方は、検討の余地がありそうですよ。