ドコモ回線、au回線の両回線を提供できるのが
「mineo」
の大きな特徴ですね。
これまで、ドコモやauそれぞれどちらかを契約していて、通話オプションなどを使っていた場合は
mineoに移行後も、「ドコモ回線網」か「au回線網」を選択することによって、
同じサービスを受けることができるようになります。
Dプラン(ドコモ)とAプラン(au)という形で2種類あるその料金体系ですが、
もちろん、現在ドコモを利用されている方がAプランを
auを利用されている方がDプランを選択することも可能です。
目次
月々700円(税別)からスマホが使える!
「Dプラン」と「Aプラン」で音声通話SIMの料金が変わってきますが、
データ通信容量が500MBから提供しているmineoだと、
データ通信SIMの最低月額料金は、「700円(税別)」となります。
最大で30GBまでの大容量を提供していますので、自分の利用環境にあったデータ通信容量を選択することが可能です。
音声通話SIMタイプでDプランとAプランを比較すると、
若干Aプランの方が月額料金は安めとなっています。
mineoの割引サービスって?
「mineo」には、「家族割」と「複数回線割」の2つの割引サービスがあります。
家族割
「家族割」は主回線を含めて、最大5回線までを副回線と設定することができ、
すべての回線の基本使用料を-50円/月割り引いてくれるサービスです。
この場合の「家族」の定義は、「3等身以内」となるようです。
3等身以内の家族であれば、例え同居していなくてもこの割引が適用されます。
3等身となると、一番遠そうなところで叔父さんの奥さんだったり、
嫁さんのお兄さんの子供だったり
と結構広い範囲で割引の対象となるんですね。
複数回線割
1人で、複数のmineo回線を契約している場合、最大5回線までを-50円/月割引いてくれるサービスです。
この複数回線割は、申し込み不要で自動で計算されるようですね。
もし、持っている複数回線の内の1つを3親等以内の親族が使うように設定されている場合は、
先に「家族割」が優先されます。
つまり、「家族割」と「複数回線割」の両方が同時に適用されることはない、
ということになります。
データ容量を分け合う
「mineo」は、ユーザコミュニティが非常に充実しています。
mineoユーザー間で助け合えるサービスを以下に紹介していきます。
フリータンク
mineoの会員同士でデータ容量を分け合える
「フリータンク」
もその一つです。
これは、mineoを契約しているユーザーなら誰もが利用できるサービスです。
フリータンクにその月に余ったデータ通信容量を入れる場合は、
入れる回数や1ヶ月の内の期間など特に制限はありません。
おそらく、”容量が余りそうだ”というのは、月末にはっきりしてくるでしょう。
そこで、余ったまま次の月を迎えるよりは、容量が足りない他のmineoユーザーに使ってもらった方がいいな、
という、いわゆる「おすそ分けする」、ということになります。
逆に、フリータンクの容量からデータ通信容量をもらう場合は、
制限がいくつかあります。
1か月間に利用できる回数は2回まで、
利用期間は毎月21日から末日の前日まで、
1ヶ月の利用容量は1,000MBまで
となっています。
コミュニティを重視している「mineo」ならではの発想ですね。
チップ
「チップ」も同様、コミュニティサイト「マイネ王」で役立つ情報や面白い情報をくれたmineoユーザーに、ほんの少しのデータ通信容量をあげることのできる機能です。
マイネ王で質問したmineoユーザーが、回答してくれたmineoユーザーに対して「10MBの容量がもらえるチップ」を上げることができます。
この10MB、というのはもちろん質問したmineoユーザーのその月の残量から差し引かれることになります。
パケットギフト
その月に余ったデータ通信容量を他のmineoユーザーと分け合えるサービスが、
「パケットギフト」
になります。
これは、贈る相手を特定したい時に、使いたい機能となります。
もちろん、贈る相手がmineoを契約していることが条件です。
贈られた容量は、次の月の末日までが有効期限となります。
豊富な通話オプション
mineoにも、豊富な通話オプションが用意されています。
回線もIP電話以外は、通常の電話回線を使用しているので、
音声品質も非常にクリアです。
5分かけ放題
「mineoでんわ」アプリを使うと、
5分以内の国内通話が月額850円(税抜)の定額で利用できるサービスとなります。
5分を超えた場合は、「10円/30秒」なので、通常よりも半額となります。
通話定額
「最大30分間の定額」
「最大60分間の定額」
という2種類の通話定額サービスを提供しています。
国内通話で、月間で30分以内の通話は、840円(税抜)/月、
月間で60分以内の通話は、1680円(税抜)/月となります。
ただし、「5分かけ放題」と違って、30分、もしくは60分超過後の通話料金は、
「20円/30秒」となります。
1回の通話が短い場合は、5分かけ放題の方がオトクになるかもしれません。
LaLa Callを選択するのはどんな時?
mineoには、上記の電話網を使った通話サービスの他に、
「IP電話」の「LaLa Call」も用意しています。
月額100円(税別)で利用できるので、
”IP電話で十分”
と言う方には、この「LaLa Call」がお勧めですね。
IP電話なので、「データ通信SIM(シングルタイプ)」を契約している方でも、
通話が可能となります。
インターネット回線なので、音声品質は多少劣るかもしれませんが、
破格の月額料金で、通信も通話もできるのはありがたいですね。
さらに、mineoユーザーは、「月額100円分の無料通話」が付きます。
つまり、月額の基本料は実質0円(タダ)、ということになります。
月額料金が発生しない一方で、通話料はどれくらいか・・・と言うと、
やはり安いですね。
携帯電話へが8円/30秒
一般電話へは8円/3分
なので、音声品質を求めず、とりあえず通話ができればいい、
と言う方には、「LaLa Call」を使わない手はないと思います。
そして、一番気になるデータ通信を消費するのではないか、
という疑問も全く問題ありません。
「LaLa Call」で使われるデータ消費量は、月間のデータ通信容量にはカウントされません。
通話時間を気にすることなく、おしゃべりができる、ということになります。
メールアドレスがもらえる
「mineo」は、MVNOとしてはあまり数の多くない
「メールアドレスの提供」
を行っています。
「~@mineo.jp」
というドメインのアドレスをもらえますので、スマホ用のメールアドレスが欲しい時には、mineoを選択するのも手ですね。
なお、初期設定ではメールボックスの容量は200MBで、メールの保管期限は60日
と決まっているのですが、申し込めば無料で
メールボックスの容量を5GB、メールの保管期限を無制限へと変更することができます。
サポートについて
他のMVNO同様、「mineo」も保証やバックアップが充実しています。
データのバックアップ
月額500円(税抜)で、スマホ内のデータをスケジュール等で自動でバックアップしてくれます。
AndroidOSは、ほぼすべての自動データバックアップに対応していますが、
iOSは、一部手動でバックアップしないと、うまくバックアップできないデータもあるようです。
1ライセンスで、3つの端末のバックアップに対応してくれますので、
複数台持っている方や、家族で利用している方は、1ライセンス持っていると、いざと言う時に役に立つサービスとなりそうです。
スマホの保証
サービス名 | 月額 | 内容 |
---|---|---|
端末安心保証サービス | 370円/月 | 交換代金 1回目:5,000円 2回目:8,000円 3回目以降:実費 |
端末安心サポート | 370円/月 | 1回目/年5,000円 2回目/年8,000円 |
持込み端末安心保証サービス | 500円/月 | 1回目/年交換:5,000円 2回目/年交換:8,000円 1回目・2回目修理:無料 3回目以降:実費 |
「端末安心保証サービス」は、「mineo」が指定するスマホを購入した方が対象のサポートとなります。
そのため、月額費用が若干安くなっています。
mineoを契約中で、保証開始から3年目を迎える前日までが保証期間となります。
このサービスは、交換のみで、修理はありません。
したがって、故障したスマホがもう一度手元に戻ってくることはありません。
「端末安心サポート」も、対象の機種が特定されているため、月額費用は安く抑えられています。
このサービスは、故障したスマホを預けている間、代替機を使用し、
修理が完了したら、代替機を返却し、元々使っていたスマホが再度使える、と言う流れになります。
故障したスマホを預ける際も、代替機を返却する際も、配達員が自宅まで来てくれるので、面倒がなくていいですね。
「持込み端末安心保証サービス」は、SIMフリースマホ、大手キャリアのスマホも修理の対象とするサービスです。
交換の場合、年間で2回まで可能となりますが、1回目、2回目ともそれぞれ料金が発生します。
しかし、修理対応の場合は無料となります。
仮に、交換となった場合に、それまで使っていたSIMカードが交換機のSIMスロットと合わない場合は、無料ですがSIMカードを再発行する必要があります。
3回目以降は、修理や交換した部品や機械全てが実費対応となるので、3回故障したらスマホを新しく買い替えた方がいいかもしれませんね。
なお、修理に出すスマホの種類によって、以下のように修理対応が変わってくるので注意が必要です。
OS | スマホ種別 | 保証対応期間内の自然故障または物損 |
---|---|---|
Android | SIMフリースマホ | 修理または交換 |
Android | キャリアスマホ | 交換のみ |
iOS | iPhone/iPad | 修理または交換 |
一つ注意したいのは、iPhoneやiPadをこの「mineo」のサポートで修理した後、
mineoを解約などして、改めてApple社の保証を受けようと思っても、Apple社に修理対応してもらえない可能性があります。
どれだけ、同じスマホを使い続けるかは、人それぞれだと思いますが、
スマホの保証を考えている場合は、対応状況などを各MVNOのホームページでしっかり確認しておくことが必要です。
人的サポート
「mineo」にも、月額料金もしくは1回いくらでオペレーターのサポートや訪問サポートを行っています。
ただ、このオプションはどうしても必要か、と言うとそうではないかもしれません。
今の時代、インターネットで検索すれば色々と調べることもできますし、わざわざ「月額料金」や「訪問料金」を支払ってまで、受ける必要があるかな、と思えるのです。
(※ブラウザを起動して文字を入力して検索する方法が???・・と言う方には必要かもしれませんが)
パソコンやスマホなどは、自分で試行錯誤して使いながら覚えていくという側面もあるので、
どうしても、対面による先生が必要と思える方は、このオプションを使ってみるのもいいでしょう。