スマートフォンを持っている方なら、誰もが一度は使ったことがある・・
かもしれない、あの「LINE」が提供している格安スマホがありますよね。
そう、「LINEモバイル」という格安スマホサービスです。
ここでは、この「LINEモバイル」について、料金体系や通信エリア、サポート状況など詳しく解説していきたいと思います。
目次
充実の料金プランを徹底解剖
通信網は、「ドコモ回線」、「au回線」、「ソフトバンク回線」を利用しているので、対応エリアは各大手キャリアと同じになります。
しかも、LTEの高速通信なので、ストレスなくインターネットの閲覧や、ゲームに動画と楽しめそうですね。
そんなLINEモバイルにも、利用状況に合わせた料金プランが用意されています。
中でも特徴的なサービスとして、対象サービスの利用には通信量をカウントしない
「カウントフリー機能」
が挙げられるでしょう。
3つある各プランにはすべて、この「カウントフリー機能」が付いています。
LINEフリープラン
「月額500円」で利用できるのが、この「LINEフリープラン」になります。
高速通信の通信容量が「1GB」まで利用できる上に、
以下のLINEアプリで利用できる機能が「カウントフリー機能」に該当します。
LINEアプリで使用する通信料は、「1GB」の中にはカウントされないことになります。
カウントフリー機能
- LINEアプリの通話(ビデオ通話を含む)
- トーク画面(テキストや音声メッセージの送受信)
- トーク画面(スタンプ、画像、動画、その他ファイルの送受信)
- タイムラインの閲覧、投稿(動画や画像の投稿もOK)
もちろん、LINEアプリ内で友達から共有された外部リンクへの接続やタイムライン上での外部リンクへの接続には、このカウントフリーは適用されません。
通話やメッセージのやりとりなど、「LINE」をメインで利用し、
それ以外の通信をあまり利用することがなければ、この「LINEフリープラン」は毎月の電話代を相当抑えることができそうですね。
サービスタイプ
「月額500円」で利用できるサービスは、「データ通信」のみとなります。
それ以外に、「SMS(ショートメッセージサービス)」や「LINEアプリ以外での音声通話」も使えるようにしたい、という方は以下のサービスタイプを利用することも可能です。
・「月額620円」———-「データ+SMS」
・「月額1200円」———「データ+SMS+音声通話(10円/30秒)」
LINE通話で十分という方は、データ通信だけでも問題ないでしょう。
なお、音声通話サービスは、MNP(番号ポータビリティ)にも対応しています。
コミュニケーションフリープラン
自分に合った通信量を選ぶことができ、「カウントフリー機能」対象アプリも増えるのが、この「コミュニケーションフリープラン」となります。
高速通信の通信容量は、
「3GB」
「5GB」
「7GB」
「10GB」
の4つから好きな容量を選ぶことができます。
「カウントフリー機能」もこのプランになると、以下のように充実してきます。
カウントフリー機能
- 「LINEフリープラン」のLINEアプリ
- 「Twitter」のタイムライン画面表示や投稿(画像・動画含む)
- 「Twitter」の「ホーム/ニュース/通知」の画面表示
- 「Twitter」のメッセージ機能
- 「Twitter」のプロフィール編集
- 「Facebook」のタイムライン画面表示や投稿(画像・動画含む)
- 「Facebook」の「リクエスト」「お知らせ」「その他」の画面表示
- 「Facebook」のプロフィール編集
- 「Instagram」のタイムライン画面表示や投稿(画像・動画含む)
- 「Instagram」のストーリーの画面表示・投稿(画像・動画含む)
- 「Instagram」の検索画面での検索・検索結果表示(画像・動画含む)
- 「Instagram」のアクティビティの画面表示
- 「Instagram」のダイレクトメッセージ
- 「Instagram」のプロフィール編集
サービスタイプ
「LINEフリープラン」とは違い、サービスタイプとして「データ+SMS」とSMSが必ず付いてくるのです。
3GBを選択すると、「月額1,110円」。
「データ+SMS+音声通話(10円/30秒)」のサービスタイプを選択しても「月額1,690円」とお得ですね。
容量 | 「データ+SMS」 | 「データ+SMS+音声通話(20円/30秒)」 |
---|---|---|
3GB | 月額1,110円 | 月額1,690円 |
5GB | 月額1,640円 | 月額2,220円 |
7GB | 月額2,300円 | 月額2,880円 |
10GB | 月額2,640円 | 月額3,220円 |
10GBの「データ+SMS+音声通話(10円/30秒)」を利用して、やっと月額3,000円を超えるぐらいの安さです。
MUSIC+プラン
LINEの音楽サービスである「LINE MUSIC」を「カウントフリー機能」として利用するなら、この「MUSIC+プラン」がお薦めとなります。
有料の音楽サービスであるこの「LINE MUSIC」を使い倒している方なら、ここに掛かる通信量はカウントされない方がお得となりますね。
※「LINE MUSIC」の詳細は「LINE MUSIC MAGAZINE」でチェック!!
高速通信の通信容量は、「コミュニケーションフリープラン」と同様、
- 「3GB」
- 「5GB」
- 「7GB」
- 「10GB」
の4つから好きな容量を選ぶことができます。
「カウントフリー機能」は、「コミュニケーションフリープラン」に加え、以下の「LINE MUSIC」のサービスが該当します。
カウントフリー機能
- 「コミュニケーションフリープラン」のカウントフリーすべて
- 「LINE MUSIC」の「ホーム」「カテゴリ」「検索」「マイミュージック」の各画面表示・利用
- 「LINE MUSIC」の音楽・音声の視聴
- 「LINE MUSIC」のオフライン再生のための音源保存(楽曲のダウンロード)
■サービスタイプ
「コミュニケーションフリープラン」と同様、サービスタイプとして「データ+SMS」とSMSが必ず付いてくるのです。
3GBを選択すると、「月額1,810円」。
「データ+SMS+音声通話(10円/30秒)」のサービスタイプを選択すると「月額2,390円」となります。
容量 | 「データ+SMS」 | 「データ+SMS+音声通話(20円/30秒)」 |
---|---|---|
3GB | 月額1,810円 | 月額2,390円 |
5GB | 月額2,140円 | 月額2,720円 |
7GB | 月額2,700円 | 月額3,280円 |
10GB | 月額2,940円 | 月額3,520円 |
追加で安心!各オプションメニュー
「LINEフリープラン」
「コミュニケーションフリープラン」
「MUSIC+プラン」
の3つのプランには、それぞれ同じオプションサービスが用意されています。
端末が故障した時は・・・?
・「端末保証(LINEモバイルで購入した端末)」(月額450円)
・「持ち込み端末保証」(月額500円)
例えば、
「端末を水の中に落とした」とか
「画面を壊した」など
端末に何かしらの不具合が発生した時に、このオプションがあると
端末を安く交換することができるのです。
保証期間は3年間。
3年間を過ぎた後は、自動的にこのオプションは解約となります。
1年間で、2回の故障まで対応してくれます。
気を付けたい点は、以下の2点となります。
・LINEモバイルで端末を購入し、
通信としてLINEモバイルを新規契約した時(要はSIMカード購入時)にしか付加することができない
・オプションで月額に支払う「450円」以外に、機器の修理・交換代が発生する
つまり、LINEモバイルを使い始めてから、2ヶ月、3ヶ月してからこのオプションを付加することはできないということです。
そして、毎月支払うオプション料金以外にも、年2回までの修理回数の中で以下の修理・交換台が発生します。
1回目・・・5,000円
2回目・・・8,000円
交換対象の機種は、原則「同一機種」、「同一カラー」なので安心ですね。
ただし、交換端末が「リフレッシュ端末」となる可能性があり、これは利用者側では選ぶことができません。
※リフレッシュ端末とは、機械の部品の一部を他の故障からの再生品などを利用した端末のことを言います
したがって、個人的な見解としては、購入した端末にこだわりがないのであれば、
無理にこのオプションを付ける必要はないと思っています。
なお、LINEモバイルで購入していない、つまり今まで持っていたドコモのSIMフリー端末などを利用する場合は、持ち込み端末となり「月額500円」で保証を受けることができます。
通話サービスのオプション
「データ+SMS+音声通話(10円/30秒)」を選択した場合、以下のオプションを利用することが可能となります。
ソフトバンク—S
NTTドコモ—D
au—A
- 留守番電話(月額無料,Sのみ)
- 留守番電話プラス(月額300円,S/D/A)
- グループ電話(月額200円,S/A)
- 迷惑電話ストップ(月額100円,S/A)(月額無料,D)
- 転送電話(無料,S/D/A)
- 国際電話(無料,S/D/A)
- 国際ローミング(無料,Dのみ)
- 割込通話(月額200円,S/D/A)
- 通話明細(月額100円,S/D/A)
そして、どの回線でも利用できる
「10分かけ放題」
は、月額880円で利用できます。
このオプションを契約して「いつでも電話」アプリを使って通話をすると、
最初の10分間の国内通話は無料となります。
10分で一度切って、もう一度同じ相手にかけ直せば
また、最初の10分は無料となります。
つまり、同じ相手に何度でも最初の10分を無料で通話できるのです。
LINEモバイル公式アカウントとは!?
LINEで、「LINEモバイル公式アカウント」と友達になると、数々の特典があるようです。
- LINEモバイルを使っているLINEの友達に、自分が使っているデータ通信量をプレゼントすることができる
- LINE上に、キャンペーン情報などのお知らせを受け取ったり、カスタマーセンターへの問い合わせをすることができる
- 利用状況を確認することができる
これらの特典を受けるためには、
「契約者連携」と「利用者連携」の2つを行う必要があります。
いわゆるLINEアカウントとLINEモバイルの利用者との紐づけとなります。
この連携を行うことで、「マイページ」もログインなしで確認することができるようになるのです。
また、LINEポイントが確実に貯まっていきますから、貯めたポイントだけでスタンプなども手軽に購入できますね。
使用できるスマホってどんなのがあるの?
富士通arrows M03
ワンセグに対応している国内メーカーの端末です。
HUAWEI P9 Lite
中国メーカーのファーウェイの端末です。
5.2インチのフルHDディスプレイで指紋認証付きです。
ZenFone 3
日本でも人気の高いASUS(エイスース)のZenFoneを購入することができます。
指紋センサーはもちろんのこと、デュアルSIMに対応しているので、
1台の端末で2つの番号を持つことも可能です。
Blade E01
ファーウェイからもう一台!
コスト重視の端末、「Blade E01」も販売されています。
電話番号を変えたくないんだけど・・・
各プランのサービスタイプで、
「音声通話」も使えるサービスを選択した場合、
今使っている電話番号はどうなるの・・・?とお思いでしょう。
これは、大手キャリアと同じで、
新しい通信会社と契約しても、現在使っている電話番号をそのまま使える
「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」
に対応しているため、まったく問題ありません。
例えば、これまで「Softbank」の通信を使っていた人が、
その契約を「LINEモバイル」に変更しても、「MNP」によりこれまでSoftbankで使用していた電話番号と同じものを使うことができるのです。
ただし、これまで一部の別のMVNO事業者(Nifmoやぷららモバイルなど)と契約していた場合、「MNP」が使えない可能性もあります。
詳細は、「LINEモバイル」に確認してみた方がよいでしょう。
申し込みって面倒くさいの?
「LINEモバイル」の新規申し込みは、Web上ですべて進んでいくことになります。
必要なものは、以下となります。
本人確認書類
運転免許証やマイナンバーカードなど、本人情報が分かる書類が必要です。
住所が最新でない場合は、補助書類として住民票などを併せて提出します。
支払方法
月々の利用料金は、以下の3種類で支払うことができます。
- クレジットカード
- LINE Pay
- LINE Payカード
クレジットカードを持っていない方は、「LINE Pay」で支払うことになりますね。
※「LINE Pay」の詳細はこちら
メールアドレス
「MNP(番号ポータビリティ)」で「LINEモバイル」と契約する場合、これまでのキャリアで使用していた「メールアドレス」が使えなくなります。
申込時には、「Gmail」や「Outlookメール」などを用意しておいた方がよいでしょう。
MNP予約番号
「MNP(番号ポータビリティ)」で「LINEモバイル」と契約する場合、「MNP予約番号」が必要となります。
これは、前に契約していたキャリアから発効されるものになります。
「有効期限が10日以上あること」が必要になりますので、新規申し込み直前に「MNP予約番号」を取得した方がよいでしょう。
なお、有効期限が10日未満になってしまった場合は、「MNP予約番号」を再取得することができます。
初期費用
登録時の初期費用+SIMカード発行手数料として「3,400円」がかかります。
お子さんの最初のスマホにピッタリ!
「LINEモバイル」では、「契約者情報」と「利用者情報」を分けて登録することができます。
そのため、「契約者」を親、「利用者」を子供というように設定することが可能となります。
例えば「利用者」として登録されたお子さんは、データ容量の追加購入を行うことはできません。
”ゲームをやりすぎた!”
”動画を見すぎた!”
など、使用したデータ容量がオーバーすると、低速通信へと切り替わります。
また、「利用者」として登録された人には、
マイページへのログインができない
LINEポイントが付与されない
などの制限もあります。
勝手に設定等を変えたり、LINEポイントで勝手に何かを購入することもできないというわけです。
フィルタリングアプリの導入
自分の子供に携帯電話を持たせる時に、一番気になるのは、
「怪しいWebサイトへの接続」
ではないでしょうか。
「LINEモバイル」では、フィルタリングアプリとして
「iフィルター」
というアプリが”無料”で利用できます。
「LINEモバイル」と契約すると、「マイページ」に「iフィルターのシリアルID」が記載されているので、いつでも導入することが可能です。
「iフィルター」の特徴としては、
・カテゴリごとや、サイト単体での閲覧可能設定など細かい設定ができる
・iフィルターのインストールされていない他のパソコンから利用状況が分かる
・利用時間の制限ができる
などがあります。
特に、親として心配な
「子供がどういった検索や閲覧行動をしているか」
「スマホばかりいじっていないか」
を子供が近くにいなくてもチェックすることができるのです。
学校での導入実績も豊富で、本来有料のアプリが利用できるのは、
子供に携帯電話(スマートフォン)を初めて持たせた親としてはうれしい限りですね。
最後に
さて、いかがでしたでしょうか。
コストパフォーマンスもさることながら、
LINEやその他SNSアプリの通信量も気にせずに使えることは、利用者にとってはありがたいことですね。
今なら、月額基本料が4ヶ月間値引きとなるキャンペーンを開催中ですし、
大手キャリアからの契約変更を考えている方
通信のみの2台目を考えている方
などは、「LINEモバイル」を検討してみてはいかがでしょうか。
※料金、サービス等は、2019/8/11時点のものです。