「楽天ポイントを貯めたい!」
もう、これだけの理由で「楽天モバイル」を選択してもいいかもしれませんね。
もちろん、データ通信や通話品質などは、まったく問題ないので、
ストレスなく使えて、さらに楽天ポイントも貯まるのであれば、
「楽天モバイル」を利用しない手はないでしょう。
では、その詳細を見ていきたいと思います。
目次
スーパーホーダイって何??
インターネット上の巨大ショッピングモールである
「楽天市場」
を展開する楽天は、その豊富な会員数を前に
「楽天モバイル」での新たな料金プランを設定してきましたね。
それが、「スーパーホウダイ」となるわけですが、
このプランは、データ通信から通話までがすべてセットになった料金プランとなっています。
スーパーホウダイ//そのお得な料金とは
「スーパーホウダイ」のプランは全部で3つあります。
一番安いプランの「スーパーホウダイS」の初年度の内容は以下の通りです。
- 楽天会員ではない場合、「2,980円(税抜)」
- 楽天会員の場合、「1,980円(税抜)」
- 高速通信の容量は2GB/月で、容量を使い切っても1Mbpsで通信可能
- 楽天でんわで国内電話が「5分かけ放題」
まずは月額の基本料金ですが、楽天会員というだけで初年度のみ、
「1,980円」
となります。
高速通信は、LTEエリアであれば「500.0Mbps」、FOMAハイスピードエリアでも「14Mbps」となり、ストレスなくインターネットを使うことができるでしょう。
「プランS」の場合は、この高速通信容量が「2GB」しかありませんが、
容量を使い切っても低速になるのではなく、「1Mbps」とメガバイトのスピードが保証されています。
(※ただし、通信が混みあう特定の時間帯は「300kbps」に落ちる)
そして、品質の高い「楽天でんわ」で「5分かけ放題」が付いてくるのです。
ダイヤモンド会員の人は・・・
これだけすべて揃ってこの金額なら非常に安いのですが、
会員ランクが「ダイヤモンド」になると、さらに料金が割引されます。
「シルバー」から「ゴールド」、「ゴールド」から「プラチナ」になるまでは、
獲得ポイント数が一定数に達していたり、ポイントを獲得した回数が一定回数必要だったりしますが、
それに加えて「プラチナ」から「ダイヤモンド」になるためには、
「楽天カード(クレジットカード)」
を作る必要があります。
ランクが「ダイヤモンド」になると、「1,980円(税抜)」がさらに
「1,480円(税抜)」
とオトクになります。
長期優待ボーナス
「スマホも一緒に購入したい」
という場合は、「長期優待ボーナス」が適用されるかどうかも要チェックとなります。
そもそも「スーパーホウダイ」は、最低利用期間を契約時に自分で決めることになります。
1年から3年までの範囲となりますが、この期間に達せずに契約を解除すると、契約解除料が発生します。
最低利用期間として
「2年(24ヶ月)」もしくは
「3年(36ヶ月)」
を選択した場合には、この「長期優待ボーナス」が設定されることになります。
- 最低利用期間「2年」の場合は、購入したスマホ代金から「10,000円」が割引
- 最低利用期間「3年」の場合は、購入したスマホ代金から「20,000円」が割引
そして、購入したスマホが割引料金よりも安い場合は、差額分の楽天ポイントをもらうことができます。
スマホは家にある古いものを使いたい。。。
いわゆる「自前のスマホ」を使う場合は、
「SIMカードのみの契約」
となります。
その場合は、対象割引金額がすべてポイントとして還元されます。
楽天会員割が適用されない場合との比較
さて、それではスーパーホウダイと通常の料金プラン(組み合わせプラン)とではどちらがオトクになるでしょうか。
「スーパーホウダイのプランS(高速通信容量2GB)」と
「組み合わせプラン3.1GB(高速通信容量3.1GB)」で比較してみましょう。
楽天会員ではない場合、「スーパーホウダイのプランS」は
「2,980円(税抜)」
となり、これがMAXですね。
では、組み合わせプランはというと、
まず、「通話SIMの3.1GB」の月額料金が「1,600円(税抜)」
となります。
さらに、「5分かけ放題」が「850円(税抜)」となりますから
合計で「2,450円(税抜)」となります。
高速通信容量を使い切った後の通信速度に違いはあるものの、
楽天会員でなければ、「組み合わせプラン」を選択した方が無難かもしれませんね。
楽天会員の場合、「スーパーホウダイのプランS」は
「1,980円(税抜)」
となるので、初年度だけで「470円×12=5,640円(税抜)」オトクになります。
しかし、2年目は楽天会員でも「2,980円(税抜)」となりますので、「―530円×12=―6,360円(税抜)」となり、
2年間で見るとトータルで、少し赤字となってしまいます。
では、同じように「スーパーホウダイのMプラン」で見てみるとどうなるでしょうか??
楽天会員でなければ、「3,980円(税抜)」となります。
Mプランは、高速通信容量が「6GB」なので、
組み合わせプランでは「5GB」で見てみます。
「通話SIMの5GB」は「2,150円(税抜)」となり、
通話オプション「5分かけ放題」が同じく「850円(税抜)」
ですから、合計で「3,000円(税抜)」となるので、やはり組み合わせプランを選択した方が良いかもしれません。
楽天会員の場合、初年度が「2,980円(税抜)」ですから、
「20円×12=240円(税抜)」オトクですが、
当然、2年目で赤字となります。
まとめると、
- 楽天会員であれば、とりあえず1年間だけ使ってみるのならスーパーホウダイがよい
- 楽天会員でなければ、組み合わせプラン+5分かけ放題オプションを選択した方がよい
- 楽天会員であっても、2年以上使うなら組み合わせプラン+5分かけ放題オプションを選択した方がよい
- 楽天会員で、長期優待ボーナスも考えるならスーパーホウダイの方がよい・・かもしれない
といった感じでしょうか。
もちろん、高速通信容量も若干違いますし、使い切った後の通信速度も違うので、それを鑑みてどのプランを選択してみるかしっかり考えた方がいいかもしれませんね。
月額料金プランには050プランも
さて、先程の比較でも出てきた
「組み合わせプラン」
には、「ベーシックプラン」という高速通信を必要としない人向けのプランもあります。
「通話SIM」を選択しても、「1,250円(税抜)」となりますので、通話がほとんどでデータ通信はあまり必要としない場合は、このプランを選択してみてもいいかもしれません。
また、プランそのものでは
「050データSIMプラン」
があります。
これは、「データSIM」プランに、「050のIP電話」が付いてくるプランとなります。
このプランだと「SMS」が使えることになります(※データSIMプランはSMSが使えません)。
通話品質は良くないかもしれませんが、月額料金は「音声通話SIM」よりも相当安くなっています。
「Viber」という専用のIP電話アプリを使用すれば、「Viber」同士の通話は無料になりますし、他の090や080などの携帯電話や固定電話への通話料も安くなっています。
注意したいのは以下の点です。
- 緊急番号など発信できない番号がある
- IP電話なので無料通話でもデータ通信が発生する
- 通話品質は環境に左右される
- 非通知発信ができない
データ通信をメインに考えたい場合は、このプランを選択すると月額料金を相当抑えることができるでしょう。
毎月プラン変更が可能
「スーパーホウダイ」、「組み合わせプラン」とも途中でプランを変更することが
手数料無料で可能となっています。
ただし、「スーパーホウダイ」から「組み合わせプラン」へのプラン変更は、「スーパーホウダイ」の最低利用期間を経過後に可能となります。
反対に、「組み合わせプラン」から「スーパーホウダイ」へのプラン変更は、今後対応予定となっています。
余ったデータは・・
高速通信容量で前月に余った分は、来月まで持ち越すことが可能です。
また、月額100円(税抜)の有料オプションである
「データシェア」
を使うと、メンバーとして招待した楽天モバイルユーザーに余った通信容量を振り分けることができます。
この「メンバー」は、身内だけでなく、友達や恋人でもOKです。
例えば、「10GBプラン」を契約している「契約者」がデータシェアを使って、翌月に高速通信容量を振り分ける場合、自分の10GBにさらにプラスすることも可能です。
しかも、高速通信容量を使わない「ベーシックプラン」を契約しているメンバーにも振り分けられるのはうれしいですね。
このデータシェアは、最大5回線まで振り分けることができます。
高い品質を誇る通話オプション
「楽天でんわ」あぷりを使って行う通話は、電話回線を使用するため通話品質が優れています。
そして、その通話オプションは、以下の2つがあり、通話も重視する方にとっては重要なオプションとなりそうです。
- 5分かけ放題
- かけ放題
「5分かけ放題」は、「850円(税抜)/月」で、国内通話が5分以内であれば何度でもかけられるサービスです。
一方、「かけ放題」は、「2,380円(税抜)/月」で、国内通話が何分でも定額のかけ放題となります。
その他のオプション
現在、「楽天モバイル」の一部のオプションは、最大2ヶ月無料で利用できるサービスを行っています。
「楽天モバイル」を新規で契約した方や、既に契約中であってもそのオプションを使用するのが初めての場合は適用されることになります。
ここでは、その内2つのオプションサービスをご紹介します。
楽天モバイルWi-Fiも使える!
本来、「月額362円(税抜)」かかるのですが、有料のWi-Fiオプションがあります。
「楽天モバイル by エコネクト」
は、「BBモバイル」や「Wi2」のWi-Fiスポットを使うことができるようになります。
その数は、なんと全国で約69,000か所にもなります。
「楽天モバイルSIMアプリ」で、Wi-Fiスポットを探すと自動的に接続するように設定できるので、手間もありません。
「Wi2」は、最高で「300Mbps」程の速さがありますので、動画などもスムーズに見ることができると思います。
楽天マンガ
「月額500円(税抜)」で、「楽天マンガ」を利用できるようになります。
スマホやタブレットで縦スクロールで読めたり、本棚で自分の購入したマンガを管理したりすることができるようになります。
マンガそのものは、”試し読み”や”1巻だけ無料”などあるものの、無料ですべてが読めるわけではないので注意が必要です。
この「楽天マンガ」も2ヶ月無料オプションの対象サービスとなっています。
まとめ
やはり、「楽天市場」で抱えている巨大な会員数をうまく誘導するようなプランを設定していますね。
プランも充実していますし、自分の会員ステータスによってお得なプランが色々変わってくるでしょうから、比較検討は十分に行った方がよいでしょう。
データ通信も、音声通話もどちらも重要視する方には、「楽天モバイル」は非常に選びやすいMVNOではないかと思います。
「楽天モバイル」で利用した金額はそのまま楽天ポイントへと反映されますし、
楽天ポイントを貯めている方にとっては、是非とも利用したいところではないでしょうか。
なお、「法人契約」や「プリペイドSIM」なども用意されているので、総合的に見てもサービスの充実度は1,2位を争うMVNOだと思っています。