「NifMo」
と言えば、富士通の子会社である「Nifty」が運営している接続サービスになります。
その特長は、何と言っても音声通話を始めとする各サービスが充実している点ではないかと思います。
回線は、「ドコモの回線」を使用しているため、その品質も安定していますし、
NifMoが提供する独自の保証も充実していますので、
格安スマホに初めて切り替える方でも、SIMの扱いに慣れている方でも、
非常に魅力のある事業社ではないでしょうか。
ここでは、NifMoの特長を詳しく解説していきたいと思います。
目次
NifMoの格安SIMカードが使える端末とは?
NifMoでは、格安スマホの販売も行っています。
これらは、「SIMフリー端末」なので、SIMカードが手に入ればそのまますぐに使うことができます。
また、運営元であるNiftyと家電量販店である「ノジマ」が提携しているので、
ノジマの実店舗やオンラインショップなどでも端末が購入できますし、
オンラインショップでは、中古端末も購入することができます。
ドコモ回線を利用しているため、ドコモの端末を持っていればSIMロック解除なしでNifMoのSIMカードが利用できます。
一方で、auやソフトバンクの端末を持っている方は、SIMロックを解除しても利用できない可能性があります。
そのため、NifMoでもこの2つのキャリアについては動作確認を行っていません。
ドコモの端末意外であれば、SIMフリー端末を新たに購入した方が確実かもしれませんね。
ちなみに、最近販売されたドコモ端末やiPhoneなどはデザリングが可能ですが、
少し古いドコモの機種ではデザリングができない場合もあります。
デザリングが必要であれば、動作確認済み端末一覧で確認しておいた方がよいと思います。
SIMカードの種類や高速データ通信容量は?
NifMoが用意しているSIMカードは、以下の3種類です。
- 音声通話対応SIM
- SMS対応SIM
- データ通信専用SIM
どのSIMカードも、高速データ通信容量は「3GB」、「7GB」、「13GB」の3つになります。
データ通信量をそれほど必要としないなら、3GBでも十分でしょうし、
その場合の音声通話対応SIMであれば、「月額1,600円」で抑えられます。
MNPにも対応しているので、電話番号はこれまで使ってきたものと同じ番号を使用することができます。
また、初月は基本料金が無料(初月で解約した場合は無効)となるので、実質2か月目からの料金発生で、少しオトクに感じますね。
3GB | 900円(税抜) |
---|---|
7GB | 1,600円(税抜) |
13GB | 2,800円(税抜) |
上の金額が、「データ通信専用SIM」の基本料金となります。
データ通信だけできればいい、
と言う場合には、各高速データ通信容量により違いはありますが、これだけの安い月額料金でスマホが使えてしまうのです。
SMSや音声通話ができるSIMの場合は、上記の「データ通信プラン料」にそれぞれ「契約タイプ料」が加算されます。
3GB | SMS対応SIM:1,050円(税抜) 音声通話対応SIM:1,600円(税抜) |
---|---|
7GB | SMS対応SIM:1,750円(税抜) 音声通話対応SIM:2,300円(税抜) |
13GB | SMS対応SIM:2,950円(税抜) 音声通話対応SIM:3,500円(税抜) |
なお、契約した高速通信容量(3GB,7GB,13GB)を使い切れなかった場合は、
翌月の1ヶ月だけ持ち越されることになります。
例えば、3GBを契約している人がその月に高速データ通信容量を2GBしか使用しなかったら、翌月に「3GB+1GB」の計4GBまで高速データ通信ができる、ということになります。
音声通話が必要なら・・これだけ選べる通話オプション
「NifMo」と言えば、「通話オプション」が充実しているのが特長でもあります。
「NifMo半額ダイヤル」という通話アプリを使って電話を掛けると、通話料金が「30秒/10円(税抜)」と通常の半額になります。
登録料や使用料はかからないので、アプリをインストールすればすぐに使い始めることができて、ずっと上記の金額で通話することが可能となります。
なお、このアプリを使った有料のオプションとして、
「NifMo 10分かけ放題」
があります。
月額830円(税抜)で利用できるこのサービスは、
10分までの国内通話が無料となるサービスです。
10分までであれば、何回かけても無料となりますので、
通話が必須の方には、是非使ってほしい通話オプションとなります。
また、毎月定額でいくらかけても「無料」で利用できる通話オプションが
「NifMo でんわ」になります。
月額1,300円(税抜)の定額だけで、国内通話をどれだけかけても、追加料金が一切発生しないサービスとなります。
(※90分で一度切れるようですが、再度かけ直すとつながるようです。)
ただし、この「NifMo でんわ」は「IP電話」となりますので、
インターネット回線が混みあっている時などは、通話品質が落ちたり、通話そのものが途切れたりする可能性もあります。
それでも、時間を気にせず通話ができる完全定額通話サービスを提供しているMVNOは少ないので、
この各通話オプションを見るだけで、NifMoを選択するには十分なサービスと言えそうですね。
通話以外にも?!安心のオプションサービス
通話オプション以外でも、NifMoはオプションサービスが充実しています。
スマホの保証オプションとは
NifMoでは、スマホの故障に対応するための各保証も用意されています。
スマホを昔使っていた、など自分で用意した物でも
保証してくれるオプションも用意されています。
「NifMo あんしん保証」は、故障や水濡れなどに対応するサービスで、
NifMoが指定するスマホのみが対象となります。
万が一の時の保証となりますが、自宅だけでなく
「勤務先」や「出張先」でも届けてくれるので、外出先でのスマホトラブルでも安心ですね。
一方、NifMoのSIMカードを利用しているスマホやタブレットなどの端末であれば、保証をしてくれるのが
「NifMo あんしん保証 for SIMフリー」
になります。
「NifMo あんしん保証」と同じく、故障や水濡れなどに対応してくれます。
この2つとも月額「380円(税抜)」で利用できますが、
「盗難」や「紛失」、「改造」などは保証の対象外となります。
その他のオプション
”スマホを初めて使う”
”そもそもスマホの操作に慣れていない”
など、何かしらの教えを必要とする場合には、
「NifMo 訪問レクチャー」
を契約しておくと、いざと言う時に頼りになるかもしれません。
月額480円(税抜)で利用できる・・・のですが、残念ながらそれには色々な制約もあります。
■2年縛り
いわゆる最低契約期間があり、それが24ヶ月になります。
そう、つまり2年間ということです。
2年以内に、このオプション契約を解除すると「解除手数料」が発生してしまいます。
■月額以外にも料金がかかる
上記の月額費用を払っておけば、いつでもレクチャーを受けられるわけではないのです。
「初回レクチャー」というカテゴリーでは、スマホの設定や基本操作、必要なアプリのインストールなどを行ってくれます。
しかし、それは60分までで、
延長となると追加料金が発生します。
また、「初回レクチャー」以降に改めてレクチャーを受ける「再訪問レクチャー」を申し込むと、それは別途費用が発生します。
結論から言うと、このオプションはどうしても必要か、と言うとそうではないかもしれません。
今の時代、インターネットで検索すれば色々と調べることもできますし、わざわざ「月額料金+追加料金」を支払ってまで、受ける必要があるかな、と思えるのです。
(※ブラウザを起動して文字を入力して検索する方法が???・・と言う方には必要かもしれませんが)
パソコンやスマホなどは、自分で試行錯誤して使いながら覚えていくという側面もあるので、
どうしても、対面による先生が必要と思える方は、このオプションを使ってみるのもいいでしょう。
家族で利用すると結構オトク!
家族全員で、@NiftyのサービスやNifMoを使っている場合、
@Niftyで提供されている「ファミリープラン」に申し込むことで、「NifMo ファミリープログラム」を利用することができるようになります。
「ファミリープログラム」を利用すると、料金の支払いなどをまとめて行うことができるようになったり、
家族間で、NifMoの契約者が2人以上いる場合、「NifMo契約者数×0.5GB」のデータ通信容量がプレゼントされます。
また、データ通信をシェアするための「シェアプラン」を利用できるようになるのも特長の一つです。
個別に契約できない「20歳未満の未成年」も、この「ファミリープログラム」を使うと、親などの傘下に入る形で契約することが可能となります。
NifMoバリュープログラムって何?
ショッピングやお食事などでNifMoの利用料金が割引になるサービスが
「NifMo バリュープログラム」
になります。
「Android」の場合は、アプリをインストール、
「iOS」やパソコンからの接続は、ブラウザから接続することで
利用することができるようになります。
他にも、アンケートの回答やアプリのダウンロードなどで、割引率に応じて月額のNifMo利用料が安くなります。
食事の場合は、少し面倒でアンケートに答えたり、レシートを提出しなければなりません。
しかし、割引の還元率が「100%」というところも稀にあるようです。
つまり、”ただ飯”と同じことになりますね。
この「バリュープログラム」内で店舗情報や割引が検索できるようになっていますので、とりあえずは要チェックです。