日本の老舗検索エえンジンとしても知られ、
後に、ポータルサイト運営、プロバイダへとシフトし、
カウンセラー業や携帯電話事業などでもその業績を伸ばし続けている
「エキサイト」
が展開しているMVNO・・・・
それが、「エキサイトモバイル」になります。
「利用した分の通信料を支払うプラン」
など、他には類を見ないサービスを展開している
「エキサイトモバイル」の特長を見ていきたいと思います。
目次
必要となるものって?
「エキサイトモバイル」を利用するにあたって、絶対に必要となるものは
「インターネット環境」
です。
自宅などのインターネット環境が整っていれば、申し込むことができますが、
インターネット環境を持っておらず、現在使っているスマホを解約した後など、インターネット環境がなくなってしまうと申し込みができなくなるので注意が必要です。
登録に必要なもう一つのツールとしては、
「メールアドレス」
があります。
大手キャリアのように、エキサイトモバイルではメールアドレスの配布を行っていません。
大手キャリアから引っ越ししてくる場合は、これまで使ってきた携帯電話のメールアドレスが使えなくなります。
したがって、「Outlook.com」や「GMail」などのフリーメールを事前に取得しておいた方がよいでしょう。
MNP(番号ポータビリティ)などで、これまでもインターネット環境に慣れた方なら何の問題もないと思いますが、
インターネット環境もそこそこに、新しくスマホを持つような方の場合、事前の準備に少し苦労するかもしれません。
2つの料金プラン
「エキサイトモバイル」には、2つの料金プランが存在しています。
1つは、「最適料金プラン」、
もう1つは、「定額プラン」になります。
「最適料金プラン」は、毎月の高速データ通信量によって利用金額が変わります。
最大で「10GB」まで、各月の利用環境で金額が変わりますので、
あまりインターネットを使わなかったという月は、利用金額を抑えることができるのです。
他のMVNOで見られるような
「余った高速通信容量を翌月に持ち越す」
というものがないわけですね。
ちなみに、後述する「1契約で複数枚のSIM」を持てる契約でこの「最適料金プラン」を選択した場合は、「15GB」まで利用金額の変動範囲が広がります。
一方、「定額プラン」は、よく見る毎月定額で契約するプランとなります。
「高速データは必要ない(0MB)」から
「50GB」という大容量まで、幅広くプランを設定しています。
月額料金に、最初の契約月の日割り計算はないので、
なるべく月初から利用開始となるように調整することをお勧めします。
音声通話が必要な場合は、データSIMに「プラス月額700円(税抜)」で利用できます。
SMS機能も付いていますので、非常に割安だと思いますね。
通話料は、一般の電話とテレビ電話で通話料が変わってきます。
「定額プラン」については、あまった高速通信データ容量を
次の月だけ持ち越すことができます。
1契約で複数枚のSIMを利用する
家族みんなで、「エキサイトモバイル」を利用する場合は、1契約で複数枚のSIMを使うことができます。
当然、複数枚目のSIMは、料金的にもオトクになります。
1契約で最大5枚まで、SIMカードを持つことが可能となりますが、
3枚までは、プランのコースとして設定されています。
どういうことかと言うと、
「1枚契約した場合の料金×3枚」
という料金設定ではなく、3枚契約しても少し料金が割安になっているのです。
例えば、「1GBコース」なら
1枚で「670円(税抜)」
3枚なら「2,010円(税抜)」ではなく、「1,260円(税抜)」となるのです。
そして、4枚目、5枚目はそれぞれ「月額390円(税抜)」で追加することができます。
契約するSIMの枚数が増えても、料金を圧迫することはありません。
元々1枚しか契約していなかった人が5枚まで増やすと・・
最初、1枚のSIMカードを3GBで契約していた人が、
”使ってみて良かったから、家族にも使わせよう!”
と、契約枚数を一気に5枚まで増やすと、どういう流れになるか・・
まずは、「1枚コース」が「3枚コース」にコース変更となります。
さらに、もう2枚SIM追加の追加料金が加算されます。
「3GBの1枚コース」は「900円(税抜)」ですから、
もし、単純に5倍するのなら、
「4,500円(税抜)」
となってしまいますね。
しかし、この例の場合はまず「3GBの3枚コース」に変更となるので、
一旦その料金は「1,680円(税抜)」と算出されます。
そして、残り2枚が390円(税抜)/枚になるので、
「780円(税抜)」。
したがって、全部で「2,460円(税抜)」
となって、単純に5倍した「4,500円(税抜)」よりもだいぶ割安になっていることが分かります。
しかし・・・
もし、4枚目、5枚目を追加する場合、
「最大通信容量は4GB以上」
を選択しなければなりません。
したがって、先ほどの例で言うと、まずプランの容量を3GBから4GB以上に上げる必要がある、ということになります。
通話オプションは・・・
「エキサイトモバイル」には、他のMVNOで見られる
「○○分まで通話無料」
「定額○○」
のような通話オプションはありません。
「音声通話SIM」であれば、「データSIM」の金額に「+700円(税抜)」追加されることになり、
通話料は、通常が「20円(税抜)」、テレビ電話が「36円(税抜)」となります。
「転送電話」や「国際ローミング」なども、他のMVNO同様に無料となりますが
やはり、最初から通話料が発生してしまうのが、通信会社を選択する際のマイナスの判断材料になる可能性はありますね。
安心のセキュリティ対策
「エキサイトモバイル」には、いくつかのセキュリティオプションがあります。
- ウィルスバスターモバイル
- SmartChecker
- iフィルター
- トビラフォン
スマホ向けのウィルス対策、
SNSによる連携管理機能、
インターネット閲覧制限、
悪質な電話番号のブロック機能
などのセキュリティ対策を月額250円~500円ぐらいの範囲で利用できるようになります。
トビラフォンは、「Android」にしか対応していませんが、
それ以外のセキュリティ対策は、「iOS」にも対応しています。
特に、子供に使わせよう・・
とお考えの方の場合、SNSや出会い系サイトなどは、このようなセキュリティオプションを使って、なるべくご両親が管理できるようにしておいた方がよいでしょう。
まとめ
エキサイトモバイルには、他にない
「高速通信を利用した分だけ支払う料金プラン」
がある一方、
通話に関しては、特に割安サービスがないので、
通話も重視する方には、少し不向きな面があるかもしれません。
ポータルサイトやプロバイダなど、インターネットビジネスの重鎮として長年サービスを提供してきたエキサイトが母体ですから、インターネット通信は、品質も悪くなく快適に使えると思います。
「高速通信を使わない料金プラン」も提供されている上、
「データ通信SIM」や「SMS付きSIM」の場合、最低利用期間や契約解除料も発生しません。
気軽に試してみることができるのが「エキサイトモバイル」の特長でもありますね。