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Loopでは「箇条書き」や「段落番号」、「チェックリスト」などリスト形式でデータを入力できるようになっています。
これらのリストを作成する場合、オートコレクト機能が働き、自動的にリスト番号や記号が振られます。
今回はこのリスト入力時における注意点と便利な点について見ていきたいと思います。
目次
大きい項目を最初に入力する
データをリスト形式で入力する場合、大きな見出し項目は最初に入力します。
Loopに限らずWordなどで文章を作成する時も同様ですね。
例えば上のように段落番号を入力してみます。
1から6まであって、これらが最上位の項目(大きい項目)となります。
途中で項目を増やしたい場合は、増やしたい行の前の行にカーソルを置いて改行すると、番号は自動的に振り替えられます。
5行目の「五臓六腑」の後にカーソルを置き改行してみました。
6行目が自動的に追加され、番号も自動的に割り振られています。
各最上位の項目に、説明用の文章や2番目の項目(サブリスト)を作成したい時もあるでしょう。
そこで6行目に新たに「六里七里」と入力し、この6行目には次の行に最上位の項目ではない「説明用のコメント」を残したいとします。
「六里七里」の後にカーソルを置き改行すると、次の行である7行目には、自動的に「7」が入力され最上位項目の入力待ちとなります。
次のように7行目をインデントさせ、「六里七里は四字熟語ではない」と入力してみました。
このインデントさせた行の入力方法は次のようになります。
- 6行目の最後にカーソルを置いて改行する
- 自動的に入力された段落番号の7をBackSpaceキーで削除する(七転八倒が自動で7に戻る)
- そのままTabキーを押す
するとリスト形式でデータを入力していても、各最上位の項目にサブ項目として説明文などを挿入できるようになります。
大きい項目がすべて決まっていれば、途中でその項目の説明などをインデントさせて追加する場合も容易にできます。
ただし注意したいのはリストの最後の行にサブ項目を追加する時です。
最後の行にサブ項目を追加して起こる弊害
このリストでは最後が「7.七転八倒」となっています。
この次の行にインデントさせて説明文を入力してみます。
同じように自動で割り振られる番号を消して、Tabキーを押すとインデントされるので「七転び八起きとどう違う?」と入力してみました。
さて最後の行にこのような最上位ではない項目を入力してみると、その後に最上位の項目を入力するとどのような弊害があるでしょうか?
そうこれまで「段落番号」というリスト形式でデータを入力し番号は自動で振られていたのに、最後の行に最上位の項目以外のデータを入力してしまうと、その次の行から番号が自動で振られなくなります。
まだまだこの後の行に最上位の項目を入力していきたかったのに、自動で番号が振られなくなってしまった・・ではこれを回避するためにはどうしたら良いのか?
この場合、最上位の項目としてダミー行を入力しておく方法があります。
説明の「七転び八起きとどう違う?」を一旦削除して、最上位の項目としてダミー行を作っておき、再度7行目の「七転八倒」の後にカーソルを置き、改行します。
先ほどと同じように、自動で割り振られた番号を消して、Tabキーを押しインデントします。
説明となる項目を入力しても、その次にあらかじめダミーの最上位項目を入力しておいたので、ダミー行以降は引き続き連番で入力できるようになっています。
ダミーとしていた行から改行してもきちんと連番が振られます。
もし7番目まででリストデータが終わりなのであれば、このようなダミー行を作成する必要はありません。
ダミー行を作成しておいて、後で必要なくなればダミー行を削除すればいいだけです。
ダミーと入力してある文字は好きなように変更できるので、8行目までで終わればそれも問題なく完結となります。
最上位の項目がまだまだ続くのであれば、この最後の行から改行して続きを入力していきましょう。
リストデータとしたい最上位の項目数があらかじめ決まっているのであれば、ダミー行を作る必要はありません。
もしリストデータが流動的で今後増えていく可能性があり、各行に最上位の項目以外の説明用の項目がある場合はダミー行をうまく使ってみてください。
ここまではリストデータを入力する際の弊害を見てきました。
次からは「Loop」でリストデータを入力する上での便利な点を見ていきたいと思います。
改行だけで連番を入力する
段落番号のデータを入力する時は、改行すると自動で連番が割り振られました。
通常連番が割り振られた後に何も入力せず改行してしまうと、その次の行には連番が表示されなくなります。
この場合は、「Shift+Enter」キーで改行すると自動で連番が振られて改行していきます。
入力する項目がはっきり決まっていないけど、連番だけとりあえず振っておこう、と言う場合にこの改行方法で数字だけが振られるようになります。
もし連番を振り過ぎたら、「BackSpace」で連番を簡単に消去できます。
2番目のリスト(サブリスト)も簡単に作成
リストデータの各最上位の見出しには、さらに2番目、3番目の見出し項目を作成できます。
いわゆるこのサブリストの開始は、簡単にできるようになっています。
まず最上位の見出しとして9番目に「この項目にはサブリストを作成していきます」と入力してみました。
ここでエンターキーを押して改行すると、10番目が作成されます。
ここでTabキーを押してみましょう。
サブリストの始まりである「a.」が自動で振られます。
先ほどと同じように、データが何もない状態で連番だけを入力していきましょう。その場合は「Shift+Enter」でしたね。
「C.」まで作成し、「Shift+Enter」で「d.」ができたら、そのまま再度Tabキーを押します。
今度はサブリストのさらにサブリストが作成され、ローマ数字が自動で振られました。
リストの中にさらにリストを作る場合は、このやり方で作成してください。
リストの中で連番を消して、サブリストを作ろうと思い「/段落番号」と進めてもサブリストを作成できません。
この場合、「9」の次の「10」がインデントされた状態で作成されるだけで、サブリストとはならないのです。
(まとめ)リストの説明やサブリストの作成は少しコツが必要
今回リスト形式のデータを入力していく上で、少しコツがいる操作を行ってみました。
特に段落番号は、最上位の見出しの合間に、説明用文章をインデントにより入力したり、2番目の見出しとなるサブリストを作成したりする場面が多いかもしれません。
最初の頃はリストの入力で戸惑う場面があっても、段々慣れてくると思います。
なお、箇条書きやチェックリストは「サブリストも同じ記号になる」だけで、それ以外は段落番号と同じ挙動になります。