このページには広告が含まれる場合があります。
「Loop」のすべての機能は、マイクロソフトの組織アカウント・教育アカウントで利用でき、Copilotプランを契約すればCopilotとの連携も可能となります。
「Loop」は個人の有料アカウントや無料アカウントでも利用できますが、「Loopコンポーネント」はTeamsやOutlook、OneNoteなどで利用できないようになっています。
また、Copilotプランはこれらのアカウントでは利用できません。
前回は以前に作成していた「Loop」の表に対して「Loopコンポーネント」を作成し、それを「OneNote」のページに貼り付けて「OneNote」上でコンポーネントのデータ修正を行ってみました。
今回は「Loop」で表に対して作成した「Loopコンポーネント」を外す方法について確認してみたいと思います。
一度設定したコンポーネントは外せない仕様となっているのですが、その代替となる方法を操作してみましょう。
なお「Loop」を操作するにあたって、以下の点をご確認ください。
- パソコンでの操作画面となります
- Windowsアプリでもブラウザでログインしても操作性はまったく変わらないのでお好きな方で操作してください
- アプリとブラウザの違いは以下の記事で解説していますので参考にしてください。
目次
Loopコンポーネントを外す・・がない?
前回「表を作成」ページの表に設定した「Loopコンポーネント」を今回は外してみたいと思います。
「Loop」で「表を作成」ページを表示します。
6点メニューをクリックして表示されたメニューにも「Loopコンポーネントを削除」するような項目が見つかりません。
Loopコンポーネントを設定しているブロック(この場合は表)の6点メニューをクリックすると、「削除」という項目があります。
しかしこの「削除」はあくまでも「表の削除」であり、「Loopコンポーネントを設定している表の削除」となります。
「Loopコンポーネント」だけを削除する動作にはならないので気を付けましょう。
もし間違って削除してしまったら、ページ内を右クリックして「元に戻す」を使うと元の状態に戻せます。
この「元に戻す」も、ショートカットキーの「Ctrl+z」ではうまく動かない場合が多いので気をつけてください。
不思議と「Loopコンポーネント」を設定しているブロックに対して、もう一度「Loopコンポーネントを作成」できる項目がありますね。
実は「Loopコンポーネント」は一度設定したら先ほどのブロックそのものを削除しない限り外せないようになっています。
しかし上の場合で言えば、この表が無くなってしまうのは避けたいですよね。
そこで現段階では、次から説明するような苦肉の策で「Loopコンポーネント」を外すしかありません。
ブロックをコピー→削除→貼り付け
この項のタイトルに答えを書いてしまいました。
流れとしては以下のようになります。
- ブロック(この場合は表)だけをコピーする
- コンポーネントが設定された表をすべて削除する
- 何もなくなったのを確認して表をペーストする
コンポーネントの中身をコピーして、コンポーネント化された表を全部削除して、コピーした表をペーストする・・流れとしてはそれだけです。
ブロックだけをコピーする
最初の「ブロック(表)だけをコピーする」場面から見ていきましょう。
「Loopコンポーネント」を使った場合、ブロックの6点メニューは、「コンポーネントで包んだブロック」と「ブロックだけ」の2つ存在しています。
6点メニューが近い位置にあるので間違いやすいですが、「ブロック(表)だけをコピーする場合は、ブロックだけ(内側)の6点メニュー」を使います。
一覧に「コピー」があるのでこれをクリックします。
画面上は特に何も変わらないので、そのまま次へ進みます。
コンポーネントをすべて削除する
続いてコンポーネントをすべて削除します。
今度は外側の6点メニューをクリックします。
先ほど少し説明した「削除」をここで使います。
この「削除」はコンポーネントに包まれたブロックすべてを削除してくれます。
表を貼り付ける
何もなくなったところにカーソルが表示されるので、ここで右クリックします。
表示されたメニューから「貼り付け」をクリックしてみましょう。
「Loopコンポーネント」が外れた状態で、元の表だけが表示されるようになりました。
削除したコンポーネントの中身を確認する
コンポーネント化したブロックは、先ほどの手順でコンポーネントを外せました。
実は「Loopコンポーネント」を作成すると、コンポーネント部分がページとして履歴に残るようになっています。
Loopウィンドウの左サイドに「新着順」があるのでこれをクリックします。
その隣の列に「最近開いたページ」が、アクセスされた順番に並びます。
「社内予定管理表」ページが一番上に存在しています。
「社内予定管理表」というのは、「表を作成」ページの表を「Loopコンポーネント」とした際のコンポーネント名でしたね。
これは1つのページとしてこのアクセスしたページの新着順の履歴に表示されるようになっているのです。
ただしワークスペース内に存在しているページではないので、ワークスペースを確認してもこの「社内予定管理表」ページというのはどこにも存在していません。
試しに確認してみましょう。
先ほどの「新着順」の一覧にある「社内予定管理表」ページには、ワークスペース名として「小規模経営者に贈る情報整理術」が表示されています。
これをクリックしてみましょう。
「小規模経営者に贈る情報整理術」ワークスペース内が表示されます。
このワークスペースには「社内予定管理表」というページは作成していないのでページ一覧には表示されません。
そのため「社内予定管理表」ページには「正式に所属しているワークスペース」というものが存在していないのです。
しかし「小規模経営者に贈る情報整理術」ワークスペース内で管理されている「表を作成」ページ内で、Loopコンポーネントとして作成されたものでした。
したがっていったん「小規模経営者に贈る情報整理術」ワークスペース内のページとして表示されるようになっているのです。
ここで改めてどこのワークスペースに所属するかを決定してもいいですし、このままこのページを使わなくなってもどちらでも構いません。
もし、所属先ワークスペースを決めるのであれば、以下のように行います。
ページ内上部の「ワークスペースに追加」ボタンをクリックします。
追加したいワークスペースを一覧からクリックします。
「小規模経営者に贈る情報整理術」ワークスペースに追加してみました。
リンクページとなって、ワークスペース内に表示されます。
もしコンポーネント内の情報を再利用する場合は、このような方法でワークスペースに追加しても問題ありません。
コンポーネント化されたブロック(社内予定管理表コンポーネント)は「新着順」内でページとして確認でき、それをワークスペースに追加すると「リンクページ」となりました。
リンクページなのでこのページを削除しても「新着順」内には残ります。
リンクページなのでこのページを削除しても「新着順」内に元のページはそのまま残ります。
(まとめ)今後どのように使うかによって処理は変わる
今回はLoopコンポーネントとしたブロックのコンポーネントを外してみました。
コンポーネントを外すのも、ワークスペースにリンクページとして追加するのも1つ1つのやり方なので、どのように処理しても大丈夫です。
コンポーネントの外し方が一手間あるため今回の操作をご紹介しただけですから、支障がなければブロックをコンポーネント化したままページ内に置いてあってもまったく問題ないと言うわけです。