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前回まで「Loop」で使用する表の基本的な操作から行列に対する他のオフィス製品にはないLoopならではの操作まで色々と試してみました。
今回は表のフィルターや並べ替え、ボード形式での確認などデータの表示方法について見ていきたいと思います。
なお「Loop」を操作するにあたって、以下の点をご確認ください。
- パソコンでの操作画面となります
- Windowsアプリでもブラウザでログインしても操作性はまったく変わらないのでお好きな方で操作してください
- アプリとブラウザの違いは以下の記事で解説していますので参考にしてください。
フィルター
「Loop」の表に対しても「フィルター」機能が使えます。
表のフィルターアイコンをクリックします(①)。
表示されたフィルターウィンドウで「列を選択」をクリックし、作成済みの列名の一覧を表示します(②)。
「担当者」列のデータが「Aさん」と等しいデータだけをフィルターしたいので、上のように指定します。
「適用する」ボタンをクリックします。
担当者がAさんの行だけがフィルターされました。
フィルターアイコンの横に「1」と表示されていますが、これはフィルターしている数を表しています。
「担当者がAさんと等しい」というフィルターが1つだけ適用されている、という意味ですね。
フィルターを解除する場合はもう一度フィルターアイコンをクリックします。
「すべてクリア」ボタンをクリックするとフィルターが解除されます。
次に担当者がCさんというフィルターを作成したのですが、合わせてCさんの「完了フラグ」が未完となっているものをフィルターしたいと思います。
「担当者がCさんと等しい」というフィルターを作った後に、「別のフィルターを追加」をクリックします。
同じように「完了フラグが未完と等しい」というフィルターを作ったら、「適用」ボタンをクリックします。
今度は、2つのフィルターをかけていますので、フィルターアイコンの横の数字は「2」となっていますね。
このフィルターはAND検索だけなので、上のように複数のフィルターを作成した場合はすべての条件に該当するデータだけがフィルターされていきます。
今回で言えば、「担当者がCさん」、「完了フラグが未完」という両方の条件に当てはまるデータだけが抽出されます。
「すべてクリア」ボタンでフィルターを解除しておきましょう。
並べ替え
フィルターと同じように「並べ替え」もこのような表のデータでは必須の機能でしょう。
しかし「Loop」の並べ替えの機能は記事執筆時点ではあまり利用しない方がいいかもしれません。
というのも一度並べ替えをすると、「元に戻す」で操作自体を戻さなければ最初の並び方に戻らないからです。
そしてその後に再度昇順や降順の指定をすると、うまく動作しない場合があります。
ブラウザでもアプリでも両方同じような挙動になるので、作成した表の並び順が必要な場合は十分注意して操作してください。
一応並べ替えの操作方法だけを載せておきます。
「並べ替え」をクリックして、「並べ替えの追加」をクリックします。
「締め切り」列の日付が古い順(昇順)に並び変わりました。
ではこの並べ替えを解除する時に、画面内の任意の場所を右クリックして「元に戻す」をクリックして操作を元に戻します。
この操作を何回も繰り返して、表の最初の並び順まで戻します。
その後の並び替えの動作は安定した動きをしません。
新たに表を作り直せば解消するかもしれませんが、現時点では「Loop」の並べ替えは非常に使いづらいものになっています。
ボードの表示
最後に表の表示方法を「ボード形式」に変更する方法を見ていきます。
これは列の種類に「ラベルグループ」がないと変更できないようになっています。
表の「表示」をクリックすると「表」か「ボード」を選択できます。
しかし上の画面ではボードがグレーアウト表示されて利用できません。
それは表の列の種類に「ラベルグループ」がないからです。
これまでの操作で作ってきた表の列には「完了フラグ」というラベルグループを設定した列がありましたね。
1列でもラベルグループを設定している列があれば、ボードでの表示ができます。
「表示」をクリックして「ボード」をクリックします。
「完了フラグ」で設定されているラベルは「完了」と「未完」の2つだけでした。
これらのラベルごとに各行のデータがカード化されています。
大きく分けると以下の3点が編集できます。
- 新しいグループを作成する
- 新しい行(データ)を作成する
- 作成済みのデータの詳細から行(データ)を編集する
「新しいグループの作成」とは、上の表で言えば「完了」と「未完」以外にもグループを作ると言う意味です。
例えば「不明」というグループを作ると3つのグループ分けでカードが表示されます。
行(データ)の作成や編集もこのボード表示からできるようになっていますし、フィルターや並べ替えの操作もできるようになっています。
もう一度「表示」から「表」をクリックすると、行列の表の画面に戻ります。
(まとめ)
今回は表のデータを操作する「フィルタ」、「並べ替え」、そして表示方法を変更する「ボード」について見てきました。
「Loop」の表における並べ替えの挙動は少し残念ですけど、プランニングアプリの「Planner」と同じようなボード表示が使えるのは視覚的な整理ができていいと思います。
さて次回はデータ入力後に処理が自動化される「規則」や外部ファイルへのエクスポートについて見ていきたいと思います。