「OneDrive」の使い方というのは、自宅からでも外出先からでも
「どこにいてもOneDriveに保存しているデータに接続できる」
というイメージだと思います。
しかし、OneDriveには別の使い方もあります。
それは、OneDriveを経由して、外出先と自宅をネットワークで繋げるというものです。
仲介役となるOneDriveを使うには・・
なんだか、ハッカーがハッキングしている画像に見えなくもないですが・・
このリモートアクセスを行うにあたって、まずいくつかの条件があります。
- OneDriveの個人アカウントのみの設定となる。法人・学校アカウントは設定できない
- 接続先となる自宅のパソコンの電源はOnのままにする
当サイトのお話は、「Office365 Business」を契約している前提なので、
「個人アカウントしか使えない」
という時点でアウトな気もしますが、やはりこのリモートアクセスはとても便利だと思うので、少し見ていきたいと思います。
もし、個人アカウントのOneDriveクライアントがなければ、アカウントを追加します。
法人アカウントのOneDriveクライアントを右クリックして「設定」をクリックし、「アカウント」タブの「アカウントの追加」をクリックします。
個人アカウントのメールアドレスとパスワードを指定して、
OneDriveの法人アイコンと個人アイコンが一緒にステータスバーに表示されるようにします。
2つのアイコンが並んだら、個人アカウントのアイコンを右クリックして、「設定」を開きます。
「設定」タブの「OneDriveを使ってこのPC上のファイルにアクセスできるようにする」にチェックを入れます。
これで違うデバイスからブラウザ経由で、パソコンのローカルフォルダにアクセスできるようになりました。
先程設定をした個人アカウントを使って違うデバイスからログインしてみます。
違うデバイスからアクセス
違うデバイスからブラウザでアクセスするには、
「リモートアクセスを設定したマイクロソフトの個人アカウントでサインイン」する必要があります。
OneDriveのブラウザ版の場合、左側にサイドバーがあり
その中に「PC」と書かれているカテゴリーがあります。
PCに接続する際には、「ご本人確認のお願い」というウィンドウが表示されます。
サインインしたアカウントに紐づいたセキュリティオプションが設定されていると、
上の図のように、違うメールアドレスや携帯電話へのショートメッセージを送るように促されます。
もし、セキュリティオプションが設定されていない場合は、連絡用メールアドレス等の設定を行ってから先に進んでください。
連絡用メールアドレスを入力して、「コードの送信」をクリックします。
入力したメールアドレスに、マイクロソフトから「セキュリティコード」が届きます。
セキュリティコードを入力すると、OneDriveの画面に接続したパソコンのローカルドライブも表示されるようになります。
この機能を使うには、あくまでも接続先のパソコンの電源がONになっていることが条件となりますので、注意してください。