Office365を契約していると、管理者メニューからいつでも最新のOfficeをインストールすることができます。
例えば、ユーザーの1人がパソコンを新しく購入したので
「もう一度Officeを入れ直さなければならない」
と言う場合には、いつでも管理者メニューからOfficeのインストーラーをダウンロードして、
最新のOfficeを利用することができるようになっているのです。
特にOffice製品を再インストールすることがなければ、
現在までインストールされて使ってきたWordやExcelなどは、
自動更新でアップデートされます。
上の画面は、エクセルでアカウント画面を開いたところですが、
更新プログラムが自動で適用されるようになっていますね。
つまり、既存のOffice製品に最新版が適用されているかはあまり意識しなくていいですし、
改めてOfficeをインストールすることがなければ、現在インストールされているOffice製品の数には変化がないわけです。
ところが・・・
ここ最近のOfficeをインストールすると、
WordやExcel、PowerPointなどのいつものOffice製品と合わせて、
同時にインストールされるソフトウェアが増えたのです。
それは、「Teams」なんです。
そう、slackやチャットワークなどと同じ
マイクロソフト製のコミュニケーションツールです。
以前、当サイトでもマイクロソフトが無償版のTeamsを投入してきたことについて
触れたことがありました。
ただし、現状で「Teams」を使っていない場合は、
特にインストールされる必要はないですし、何よりも
「Windowsの起動時に自動起動する」
いわゆる「常駐ソフトウェア」となってしまう辺りに
ストレスを感じてしまう方がいるかもしれません。
”Teamsはとりあえず今のところ必要ないなぁ~”
と言う場合は、アンインストールするのも一つの手なのですが、
HDDやSSDの容量に余裕があるのであれば、とりあえず入れておいて
「起動時の自動起動(スタートアップ)をオフにする」
という手もあります。
OSがWindows10の場合に、
とりあえず、この「スタートアップ」を整理する方法について見ていきたいと思います。
設定でスタートアップを確認する
画面左下のWindowsボタンをクリックすると、「設定」があるのでこれをクリックします。
または、キーボードの「Windowsキー+Xキー」を押して、表示されたメニューから
「設定」をクリックします。
「Windowsの設定」ウィンドウが開きます。
一覧から「アプリ」をクリックします。
左サイドのメニューから「スタートアップ」をクリックします。
スタートアップに登録された一覧が表示されます。
「Microsoft Teams」が、「オン」になっていたら、クリックして「オフ」に変更します。
これで、次回Windowsの起動時に、「Teams」は自動起動しなくなります。
よく使うソフトウェアを自動起動する場合は?
自動起動させたくないソフトウェア(アプリ)を起動させない方法は簡単にできましたが、
逆に、Windowsが起動した時に、”自動起動させたい”場合はどのようにしたらよいでしょうか。
一昔前のWindowsOSであれば、「スタートボタン」をクリックすると、「スタートアップ」というフォルダがあったのですが、Windows10には、この「スタートアップ」フォルダが見当たりません。
Windows10で、「スタートアップ」フォルダを開く場合は、以下のパスを辿っていきます。
【C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup】
「ログインユーザー名」は、普段Windowsにログインしているユーザー名のフォルダのことです。
途中の「AppData」フォルダは隠しフォルダとなっているので、設定によっては見ることができない場合があります。
その場合は、設定を変更します。
フォルダウィンドウの「表示」タブから「オプション」をクリックし、
「フォルダーと検索のオプションの変更」をクリックします。
「フォルダーオプション」ウィンドウの「表示」タブで、
「ファイルとフォルダーの表示」から「隠しファイル、各市フォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。
上記のフォルダパスを追うのが面倒くさい場合は、
キーボードから「Windowsキー+Xキー」を押して、
表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
「shell:startup」と入力して、エンターキーを押すと、「スタートアップ」フォルダがダイレクトで開きます。