マイクロソフトのOS「Windows」と共に、長年パソコン利用者に使われてきたソフトウェアと言えば
そう、「Office」
ですね。
この「Office」があったおかげで、
文章を作成したり
表やグラフを使って分析したり
データベースを構築したり
プレゼンテーション資料を仕上げたり
ということができてきたわけです。
そんなマイクロソフトが誇る「Office」も時代とともに、我々利用者への提供の仕方が変わってきました。
パソコン1台にインストールするための「パッケージ販売」から始まり、
使用する人数分のライセンス(アカデミック、ガバメントなど)を購入する形態でも販売するようになり、
そして、現在はと言うと・・・
クラウド利用を想定した「年間契約による」月額利用料を支払う形態へと変遷してきました。
もちろん、個人で利用する場合には、これまでと同様パッケージ販売されている
「インストールメディア」
を購入して、インストールすることもできます。
しかし、小さいながらも一人親方として独立を果たした今なら
やはり、「一般法人向け」のOfficeを使いたいところです。
そこで当サイトでは、基本的なOffice製品を使えて、作成したデータをクラウド上に最大1TBも保存できる
「Office365 Business」
を利用した情報整理術や技術的なお話などをまとめていきたいと思っています。
Office365の製品の違いとは
Office365 Business | Office365 BusinessPremium | Office365 BusinessEssentials | |
---|---|---|---|
金額 | 900円/月 1ユーザ1年契約あたり |
1,360円/月 1ユーザ1年契約あたり |
540円/月 1ユーザ1年契約あたり |
メールのホスティング | 利用できない | 利用可能 | 利用可能 |
Office2016 アプリの利用 |
利用可能 | 利用可能 | 利用できない |
Web版の Word,Excel,PowerPoint |
利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
OneDrive ストレージ1TB |
利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
24時間年中無休の |
利用可能 | 利用可能 | 利用できない |
まずは、一般法人向けに提供されている3つの「Office365製品」を見てみましょう。
3つすべて年間契約による製品となりますが、
「Office365 BusinessEssentials」は、肝心の
「Office」が提供されません。
したがって、この「Business Essentials」は選択の対象から外してよいでしょう。
また、契約料金が一番高い「Office365 BusinessPremium」は、
- Outlookアカウントのメールアドレス、もしくは自分で用意した独自ドメインメールを使用できる
- 自社のグループウェア機能を実装できるSharePointを利用できる
- 部署単位、支店単位などチームでの情報共有スペースを利用できる
など、中規模以上の法人で、社員もそこそこの人数を抱えているような場合に使用したいプランとなります。
小規模経営の場合、最低限以下の機能が使えればよいと思います。
■Officeが使えること
■データをクラウド上に保存できること
■パソコンやタブレット、スマホなどデバイスを選ばずデータにアクセスできること
■24時間のサポートが受けられること
これらを鑑みても1ユーザで
「月額900円(税別)」と、価格も手ごろな
「Office365 Business」を選ぶことをお勧めします。
Officeアプリケーションをインストールできる台数は?
「Office365 Business」を契約すると、いつでも
「最新のOfficeアプリケーションが利用できる」ことになります。
さて、ここで次のような場面を想像してみましょう。
社長であるあなたが、事務所で使っているパソコンにOffice製品をインストールしたとします。
早速、「Microsoft PowerPoint」で現在進行中の商談に関する資料をまとめ始めました。
後日、打合せなどで外出をしなければならなくなった時に、
外で使うモバイルノートパソコンで、この資料データを開示する必要が出てきました。
作成した資料データは、OneDrive上に保存してあります。
打合せ場所に持ってきたモバイルノートパソコンでも、
同じように資料データの確認・編集などを行いたいと考えました。
このモバイルノートパソコンに、契約した「Office365 Business」で手に入れた
「Office製品」をインストールすることはできるのでしょうか。
答えは”Yes”となります。
1ユーザで5台のWindowsPC/MacPC、タブレット、スマホなどの各デバイスにインストールすることが可能となっています。
したがって、これまでの「1ライセンスにつき1台しかインストールできない」
ということはなく、
ビジネス環境に応じて、5台までの各デバイスにインストールができるので、
自分の好きな環境でいつでもOffice製品を使える、ということになるのです。