GmailのアカウントをOutlookに追加して、普段会社メールで使用しているアドレスと同じ画面で、Gmailの送受信を行うことが可能です。
IMAPプロトコルでのやり取りになるので、例えば自宅ではAndroidスマホのGmailアプリで同じメールを確認することができるようになります。
それほど利用機会の多い設定ではないかもしれません。
メールクライアントソフトで、Webメールも一元管理したい場合に必要となると思います。
【環境】
Windows10 HOME 64bit
Outlook2016
Gmailの設定を確認する
最初に、Gmail側で「IMAP」が使えるかどうかを確認してみます。
ブラウザでGmailを開き、「
」から「設定」をクリックします。「メール転送とPOP/IMAP」をクリックし、「IMAPアクセス」の「ステータス」が有効になっていることを確認します。
OutlookにGmailアカウントを登録する
「Outlook」を起動し、「ファイル」タブの情報から「アカウントの追加」をクリックします。
コンボボックス内に、Gmailアカウントを入力します。
「詳細オプション」を展開して、「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェックを入れ、「接続」をクリックします。
「アカウントの種類」から「Google」を選択します。
上の図のように、入力し「次へ」をクリックします。
Googleアカウントのパスワードを入力すれば、OutlookでGmailを使うことができるようになります。
■OutlookにGmailアカウントが作成できない
パスワードを入力した後に、エラーが表示された場合、
”怪しい奴があんたのアカウントを使って、不正にログインしようとしているよ”
とGoogleのセキュリティが教えてくれているので、パソコンのブラウザやスマホのGmailアプリでメールを確認してみましょう。
このようなメールが来ていたら、「安全性の低いアプリへのアクセスを許可」と書かれたリンクをクリックまたはタップします。
これで、パスワード入力後にエラーが表示されることはなくなります。
■このまま使い続けても問題ないのか
「安全性の低いアプリの許可」設定を変更した後でも、問題なくメールを使うことができます。
Googleセキュリティの2段階認証を使う
おおよそ、Google以外のメールクライアントソフト(Outlook、Thunderbirdなど)でGmailアカウントを登録すると上記のようなセキュリティに関するエラーが表示されます。
その場合は、Googleの「2段階認証」を設定しておきます。
Googleのトップページから「アカウント」をクリックします。
表示されたページの「ログインとセキュリティ」をクリックします。
「パスワードとログイン方法」の「2段階認証プロセス」をオンにします。
手順通りに進めていくと、自分が使うスマホなどの携帯電話で2段階認証がオンになります。
アプリのパスワードを生成する
2段階認証を有効にした後、Outlookを起動すると、パスワードを要求するウィンドウが表示されます。
このウィンドウは、一旦「キャンセル」をクリックして閉じましょう。
現状では、OutlookでGmailアカウントと同期が取れなくなっています。
2段階認証後のOutlookでGmailが同期されるようにパスワードを新たに発行します。
再度、「パスワードとログイン方法」の画面から、「アプリパスワード」をクリックします。
パスワードを入力して次へをクリックします。
2段階認証のため、スマホに上のようなメッセージが表示されます。
「はい」をタップします。
「アプリパスワード」の画面で、「メール」「Windowsパソコン」を選択して「生成」をクリックします。
生成された「アプリパスワード」が画面上に表示されますので、これをコピーしておきます。
Outlookを起動すると、パスワードを要求されます。
先程、コピーしたパスワードをパスワード欄に入力し直して「OK」をクリックします。
以降は、いつも通りにOutlookを起動し、Gmailなどのメールのやり取りを行えるようになります。