「EverNote」にあって「OneNote」にない代表格と言えば、やはり
「タグ」
機能になるでしょう。
「EverNote」であれば各ノートに「タグ」を設定することで、
共通のタグを持つノートをすべてのノートブックの中から検索できるという、ノートブックの横断検索を可能にしていました。
今後更新されることのないOffice365に含まれる「OneNote2016」などには、
タグ機能がついていませんでしたが、ユニバーサルプラットフォームで今後メインのアプリとなる「OneNote for Windows10(以下、OneNote)」では、「ノートシール」を使って、タグ検索と同様のノート検索を行うことができるようになっています。
WindowsパソコンでOneNoteを使う場合、個人にしろ法人にしろ複数のユーザーアカウントが持つノートブックを開くことができます。
個人アカウントでも違うユーザーのログイン情報が分かっていれば、
ノートブックの一覧には、そのユーザーのノートブックを含めることができます。
OneNoteでは、複数のノートブック内に存在する色々なセクションやページを共通のキーで検索する際に、
「ノートシール」が使えるようになったのです。
ノートシールを新規作成する
セクションやページを横断検索するための「タグ」を新規に作成してみます。
リボンの「ホーム」タブから「このノートにノートシールをつける」をクリックし、
「新しいノートシールを作成」をクリックします。
タグ名とアイコンを設定して、「作成」をクリックします。
もう一度、ノートシールの一覧を確認すると、
自分で新規作成した「自分のお気に入り」シールが追加されているのが分かります。
作成したノートシールをページに貼り付ける
作成したノートシールを複数のページ内に設置してみます。
ノートシールは、どの場所に貼り付けても大丈夫です。
同じノートブック内だけではなく、違うアカウントのノートブックのページにも貼り付けてみましょう。
2つの違うノートブック内の各ページに「自分のお気に入り」ノートシールを貼り付けました。
まだ2つぐらいなので覚えていられますが、これが増えてくると
どのノートに「自分のお気に入り」ノートシールを貼り付けたのかを検索したくなります。
OneNoteでは、このノートシールの検索が簡単にできるようになりました。
ノートシールを検索する
左サイドに、「検索ボタン」があるのでこれをクリックします。
ページごとの「キーワード」を入力して目的のページを検索するか、
「ノートシールの名前」を検索するかを指定できます。
ここでは、「ノートシール」をクリックします。
「検索」という入力ボックスにカーソルを置いて、
「自分のお気に入り」
と入力します。
一覧に「自分のお気に入り」が表示されますので、これをクリックします。
検索結果の一覧に、「自分のお気に入り」ノートシールが設定されているページが2件ヒットしました。
それぞれ、違うノートブック内のページですがノートシールがタグ代わりとなってページの横断検索ができた、ということになります。
もちろん、最初から用意されているノートシールでも同様にタグ検索ができますし、
自分で複数のタグ分けを用意したいなら、ノートシールを複数作ってタグ検索することもできます。