「OneNote for Windows10」(以降、OneNote)でノートブックを削除したい、と思ってもアプリ上では削除ができません。
OneNoteを使っていて、必要なくなったノートブックを削除する方法を見ていきましょう。
作成したノートブックの削除方法とは
OneNoteでは、最初に「ノートブック」を作成してから、その下に「セクション」、さらにその下に「ページ」を作成していって情報をまとめていきます。
つまり、最初に作成される「ノートブック」が保存データの大元であり、ローカル環境にファイルとして保存できないOneNoteでは、個人もしくは会社などのいずれかのマイクロソフトアカウントに必ず紐付けされて保存される仕様となっています。
OneNoteを開いて、ノートブックの一覧を開いた状態で下の方にある「ノートブックの追加」をクリックします。
ノートブックの名前を入力し、どのアカウントに紐付けるかを選択します。
複数のアカウントが表示されていれば、目的のアカウントをクリックして「ノートブックの作成」をクリックします。
作成したノートブックを右クリックしてメニューを表示してみました。
特に「ノートブックを削除する」ような項目は見当たりません。
ブラウザで「OneNote Online」を開いてみます。
先程ノートブックを作成したアカウントでログインします。
ノートブックの一覧が表示されます。
右の方に、「管理と削除」があるのでこれをクリックします。
すると、新しいウィンドウ(もしくは新しいタブ)で「OneDrive」の画面が開きます。
「OneNote」で作成した大元のデータは、同じマイクロソフトアカウントの「OneDrive」で確認できるのです。
ちなみに、同じ「OneDrive」でもローカル環境で参照できる「OneDriveフォルダ」というのがあります。
この「OneDriveフォルダ」を参照しても同じファイル名を確認できます。
しかし、「OneDriveフォルダ」で見えるファイルは、「OneDriveに保存されているデータのショートカット」が表示されるだけとなります。
つまり、ローカルの「OneDriveフォルダ」に表示されるショートカットファイルは実体ファイルではないため、削除しても全く意味がないのです。
それでは、実際にノートブックの大元データを削除してみましょう。
ブラウザで開いた「OneDrive」で目的のデータをクリックして選択します。
メニューから「削除」をクリックします。
「OneNote」のノートブック一覧に、今削除したノートブック名が残っている場合もあります。
その場合は、一度ノートブックを閉じると、その後ノートブックを開こうとしても「データが見つからない」旨のエラーが表示され開けなくなります。