今回の「数式アシスタント」という機能は、ビジネスと言うよりは教育向けの機能となります。
ただビジネス現場でも数式を使った打ち合わせ等があれば、このOneNoteの「数式アシスタント」は便利な機能となるでしょう。
職場・学校ライセンスで利用できる「数式アシスタント」は、個人の無料アカウントでは利用できません。
OneNoteのノートブックは、職場・学校ライセンスが作成しているノートブックで操作するようにしてください。
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数式アシスタントとは
タブレットを使っていると、OneNoteの描画モードで手書きをするケースはよくあると思います。
この描画モードで数式を書くと、それを元に計算問題を作ったり、手書きではない綺麗なデータの数式に変換できたりと、面倒くさい数式の作成を手助けしてくれる「数式アシスタント」を使えるのです。

例えば、上の画面は関数の微分を求める数式が入力されています。
これは「数式エディタ」を使えば入力できます。
ただ数式エディタを使ったとしても、やっぱり分数や累乗の入力は面倒くさいですよね。
そこで数式を「描画」で書いた後に、「数式アシスタント」でデータに変換してもらったのが、上の画面となります。
ちなみに数式アシスタントは、他のOffice製品にはない機能となります(本記事執筆時点)。
| OneNote | ■数式エディタ ■数式アシスタント ・方程式を解く ・微積分 ・グラフ作成 ・解法の手順表示 ・数式の練習問題生成 |
| Forms | テスト問題作成のための数式機能 |
| Word | OneNoteと同じ数式エディタ |
| Excel | 数式アシスタントや数式エディタはなし |
| Copilot | 数式アシスタントや数式エディタはなし |
数式アシスタントは、解法の手順作成や練習問題作成などで利用する場面が多いかもしれません。
しかし先ほどのように、手書きの数式をデータ表示できる機能もあるのです。
手書きで書いた数式をアシスタントでデータ化してみる
それでは実際に手書きで書いた数式を「数式アシスタント」を使って、データ化をしてみたいと思います。
手書きを行うためのOneNoteは、「iPad Pro」を使っています。

「描画」メニューから、微分を求める関数を手書きで書いてみました。
数式アシスタントを使うために、まずは手書きの数式を選択します。

自由選択マークをタップします(①)。
書いた数式をペンでぐるっと囲むと、周囲が点線で囲まれて選択状態となります。
「数式アシスタント」をタップします(②)。

読み取った数式が表示されています。
2か所で間違って読み取られていますね。

ペンマークの「修正アイコン」をタップして、数式を修正します。

手書きした数式で、間違って読み取られた部分をペンで囲みます。
分母の「dx」が「dt」となっているので、「x」の部分をペンで囲んで選択します。
修正候補が表示されるので、一覧から「x」をタップすると修正されます。
同様に、「yx」の「y」も「4」に修正します。
間違って読み取られた部分が多ければ、もう一度最初から書き直してもOKです。
正しい値に修正すると、「数式アシスタント」内の数式も正しく変換されます。
この数式をデータとして、OneNoteに入力されるようにしましょう。

「手書きをデータに修正する」アイコンをタップすると、手書きで書かれていた数式がデータ表示に変換されます。
総和の記号を書くと・・
数学や統計では、範囲の数字をすべて足す「総和」というものがあり、それを表す記号があります。
エクセルの関数でもおなじみの「Σ(シグマ)」ですね。
こういった記号を手書きした時も、記号を認識したうえで、簡単に計算できるような場合は数式アシスタントで計算をしてくれます。

上のように読み取ってくれました。
「i=1」と「5」を上下で端値として手書きしたのですけど、上付き・下付きの位置で認識されてしまいましたね。
それでも書かれている内容には間違いがありません。
指定通り、下限から上限までの数値を順番に足した答えを表示してくれています。

Σの手書きをデータ化しました。
Σは、数式エディタを使って書けるので、データ化しても問題なく上のように表示されます。
数式エディタでΣが書けるとは言え、上下の端値やその後の式を入力するのは結構面倒くさいです。
手書きで書ける環境があれば、先に手書きで式を書いてから、数式アシスタントを使ってデータ化した方が楽な場合もあるというわけですね。
最後にまとめ
今回の数式アシスタントは、どちらかと言うと「職場」よりも「学校」で重宝する機能かもしれませんね。
数式から計算問題も作成できるので、教職の人にとっては正にアシスト機能が満載です。
職場・学校ライセンスを持っているかたは、是非「数式アシスタント」を試してみてください。
