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GMOグループが提供するレンタルサーバーを比較してみる

前回、最近提供されているレンタルサーバーの性能やレンタルサーバーの提供事業者について少し触れてみました。

今回は、その提供事業者から「GMOグループ」だけに絞って性能や金額などを比較検討してみたいと思います。

GMOペパポ株式会社 ロリポップ!
ヘテムル
GMOインターネット株式会社 ConoHa WING
ConoHa VPS
GMOクラウド株式会社 法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」
GMOクラウドのVPS
GMOデジロック株式会社 XREA
バリューサーバー
CORESERVER

老舗の共用サーバーからVPSサーバー、クラウドタイプとサービスの種類も豊富なGMOグループから上の一覧を以下のカテゴリで比較してみます。

金額が月額1,000円以下で抑えられる

まずは、やはりランニングコストを少しでも抑えるために、月額の利用料で判断してみたいと思います。

サーバーをホスティングする場合には、サーバー機のスペックやサーバ上に搭載されている機能、そして月額の範囲内で利用できる機能なども重視していかなければなりません。

同じサービスでもスペック等が違えば月額料金も変わってきます。
以下に月額1,000円以下の利用料金で収まる最上位スペックを並べてみました。

なお、VPSタイプについては、最低限ホームページやWordPressのようなCMSツールが公開できるスペックまでとしています。

ロリポップ!
スタンダードプランの
6か月契約以上
500円(税抜)/月
ヘテムル
ベーシックプランの
36か月契約
800円(税抜)/月
ConoHa WING
ベーシックプランの
6か月契約
1,000円(税抜)/月
ConoHa VPS
512MBプラン
1GBプラン
620円(税抜)/月
880円(税抜)/月
法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」
ミニの12か月契約 934円(税抜)/月
GMOクラウドのVPS
1GBプラン 980円(税抜)/月
XREA
XREA Plusの12か月契約 191円(税抜)/月
※1か月契約でも381円(税抜)/月
バリューサーバー
エコの12か月契約
スタンダードの12ヶ月契約
167円(税抜)/月
334円(税抜)/月
CORESERVER
CORE-MINIの12か月契約
CORE-Aの12か月契約
CORE-Bの12か月契約
198円(税抜)/月
397円(税抜)/月
785円(税抜)/月

月額費用だけで見ると「GMOデジロック」の3つのサービスは相当安価になっています。

税抜400円以下で見てみると、以下のようになります。

  • XREA PLUS
  • バリューサーバーのエコプラン12か月契約
  • バリューサーバーのスタンダードプラン12か月契約
  • CORESERVERのCORE-MINIプラン12か月契約
  • CORESERVERのCORE-Aプラン12か月契約

これらの5つは、月額費用が少し抑えられていますが、他と比べてサーバーのスペックも見劣りしているわけではありません。

記憶領域が他より少し小さいかもしれませんが、記憶媒体はすべて「SSD」で高速になっています。

XREA PLUS 100GB
バリューサーバーのエコプラン 50GB
バリューサーバーのスタンダードプラン 100GB
CORESERVERのCORE-MINIプラン 60GB
CORESERVERのCORE-Aプラン 120GB

保存領域は、よほどの大規模サイトを作らない限りは50GBもあれば十分でしょう。
どのサービスもマルチドメインに対応しているので、レンタルサーバー1本の契約で複数のドメインを設定できます
つまり、1つのレンタルサーバーの容量内に、別ドメインの複数サイトを設定できるという意味になります。

容量が50GBあれば、そういった複数サイトの運営も十分可能です。

ドメイン設定数

さて、それでは先程少し触れた「設定できるドメイン数」を比較してみましょう。

ロリポップ!
100個
ヘテムル
無制限
ConoHa WING
無制限
ConoHa VPS
無制限
法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」
61個
GMOクラウドのVPS
無制限
XREA
64個
バリューサーバー
25個
無制限
CORESERVER
50個
無制限
無制限

マルチドメインは、どのサービスでも対応しています。
設定できるドメイン数は、月額が高くなればなるほど、ほぼ無制限対応となります。

使い方にもよりますが、無制限ではなくてもある程度マルチに使えるならそれで十分だと思います。

CORESERVER」で「CORE-MINIプラン」の場合50個のドメインを設定できますが、これくらい設定できれば問題ないレベルでしょう。

メールアドレス数

レンタルサーバーを契約すると、サーバー内のメールサーバーも利用できるため、メールアドレスも自由に作成できるようになります。
設定した独自ドメインでもメールアドレスを作成できるため、その設定数を比較してみます。

なお、VPSタイプは、サーバーと別にメールサーバーを別途契約するので、リストから外しました。

ロリポップ!
無制限
ヘテムル
無制限
ConoHa WING
無制限
法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」
10個
XREA
100個
バリューサーバー
100個
無制限
CORESERVER
200個
無制限
無制限

法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」」は、「ミニプラン」だと作成できるメールアドレスは10個と少なく、追加する場合は有料となります。

マルチドメインで複数ドメインを設定し、それぞれにサイトを担当するメンバーや管理用などアドレスの作成数は結構必要になると思います。
そのため、作成できるメールアドレス数は多い方が何かと都合がいいでしょう。

データベース数

レンタルサーバーを契約すると、CMSツールやデータ管理で必須となるデータベースサーバが利用できるようになります。

VPSタイプは、別途データベースサーバーを契約する形態となるので、リストから外しています。

ロリポップ!
MySQL30個
ヘテムル
MySQL(MariaDB)70個
ConoHa WING
MySQL無制限
法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」
MySQL10個
XREA
MySQL5個,PostgreSQL5個
バリューサーバー
MySQL1個,PostgreSQL1個
無制限
CORESERVER
MySQL10個,PostgreSQL10個
無制限
無制限

データベース数は、例え1個しか使えなくても、Wordpressなどの複数サイト運用に影響はありません。
というのも、各サイトからアクセスするデータは、「データベース内のテーブル単位」となるからです。

つまり、各サイトで必要とするデータ(テーブル)が、1つのデータベース内にごちゃごちゃと作成されていく状態にはなりますが、それでも運用ができるというわけです。

では、データベース数が複数使えるメリットとは何なのか・・・
それは、以下のようになるでしょう。

  • 違うデータベースサーバ(ハード)内に構築されたデータベースであれば、それぞれのハードにデータを格納するので、ハードの冗長性となる
  • 同じデータベースサーバ(ハード)内であっても、MySQLとPostgreSQLと違うデータベースもしくはMySQLの複数インスタンスなどを使えるなら、ソフトウェア上の不具合があっても、残っているソフトウェアやインスタンスですべてのデータに接続できない危険性は低くなる

つまり、1つのハード内の1つのデータベースにすべてのデータを預けるか、複数のハードや複数のデータベースシステムにデータを預けるかの違いで、当然後者の方がデータ管理としては適していると言えるでしょう。

各サービスでは、データベース数を無制限にしたり、MySQLとPostgreSQLのように違うデータベースシステムを使えるように設定されています。

SSH

SSH(Secure Shell)は、暗号技術を使ってリモートコンピューターへ安全な通信を確立するネットワークプロトコルです。
よくサーバー管理者が、会社のパソコンやスマホのアプリから、遠隔地にあるデータセンター内のサーバーに対して使っている通信手段ですね。
サーバーの不具合確認やインストールされているソフトウェアなどの動作確認、cronの設定などをコマンドベースで行えるので、SSHによる通信はサーバー管理者には必須の機能となります。

今回挙げた一覧のサーバーもほぼSSH通信が可能となっています。

ただ、法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」」のみSSH通信は非対応となっています。

パソコンでSSHを利用する際には、SSHクライアントソフトウェアを利用します。
上の画面は、有名な「Tera Term」ですね。

「Tera Term」でサーバー内に構築されたデータベースシステムの「MariaDB」に接続しているところです。
サーバー内にクラウドドライブの定番である「ownCloud」を構築しているのですが、そのownCloud用のデータベースにコマンドで接続している画面となります。

このような感じで、SSHが使えると、サーバー内の情報やデータにアクセスできるようになります。

今回のサービス一覧では、「ConoHa VPS」や「GMOクラウドのVPS」などのVPSタイプのレンタルサーバーは自由度が高いので、SSHでサーバーに接続して自分なりのカスタマイズ等やコマンドベースで処理をする勉強などにも使えるでしょう。

バックアップオプション

必要であるかはともかく、サーバー内のデータを無償でバックアップできるようになっているのは、
ConoHa WING
だけとなります。

ConoHa WING」は、月額利用料が上の一覧では一番高くなっているのですが、他のサービスでは、ほぼ有償か非対応で提供されているオプションが月額利用料内で無償で使えるようになっています。

初期費用とお試し期間

さて、最後にもう一度費用的なお話に戻って、レンタルサーバー契約時の「初期費用」と「お試し期間」について見ていきましょう。

※金額はすべて税抜です

初期費用 お試し期間
ロリポップ!
1,500円 10日間
ヘテムル
2,000円 15日間
ConoHa WING
無料 なし
ConoHa VPS
無料 なし
法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」
5,000円 30日間全額保証付
GMOクラウドのVPS
4,000円 15日間
XREA
無料 7日間
バリューサーバー
1,000円
2,000円
10日間
10日間
CORESERVER
無料
無料
無料
30日間
30日間
30日間

月額利用料が安い「XREA」や「CORESERVER」は初期費用も取りません。
お試し期間も付いているので、初めて利用する場合は試しやすいかもしれませんね。

「ConoHa」に関しても、初期費用は無料となっています。
ConoHa VPS」は、「ConoHaアカウント」を登録したらすぐに利用できるので、VPSタイプを選ぶなら「クラウドVPS」よりも手軽で使いやすいかもしれません。

法人向けレンタルサーバー「iCLUSTA+」」は、一覧では一番初期費用が高くなっていますが、30日間の全額保証が付いています。
つまり、30日間はお試しができる、という意味になりますね。

総括

さて、色々比較してみたわけですが、本文には載せなかった他の比較観点を以下に記載しつつ、GMOグループのレンタルサーバー群からおすすめ度を発表してみたいと思います。

  • データ転送量/日
  • 独自SSL
  • FTPS
  • WordPressの簡単インストール機能
  • アクセス制限
  • コンテンツキャッシュ
  • WAF
  • HTTP/2

3位

ConoHa WINGのベーシックプラン6か月



月額利用料は他と比べると高めながら、使いたい機能はほぼ揃っている「ConoHa WING」を3位としてみました。

利用できるサーバーのスペックが潤沢で、バクアップオプションなどが月額利用料で使えるので、これ1本契約しておけばスペック的な部分では全く困らないでしょう。

また、WordPressで作成しているサイトを簡単に他のサービスから移転できたり、「ConoHa WING」で公開しているWordPressデータを他のドメインへ移行できたり、とWordPressサイトを持っている方には関連機能が豊富に揃っています。

ある程度サイト運営の経験をお持ちの方には使い勝手のいいサービスですね。

6か月契約だと月額1,000円(税抜)ですが、36か月つまり3年契約にすると月額800円(税抜)と圧縮できます。

2位

XREA PLUS12か月



サイト運営をこれから始める方でも、十分に経験のあるサイト運営者の方がメインサーバー以外のサブサーバーとして使っても、十分に使える「XREA PLUS」の12か月契約が2位です。

実は「XREA」には、完全に無料で使えるプランもあるのですが、これはスペックがひどすぎるので、元々月額も安いPLUSを契約してしまった方がよいでしょう。

他サービスで見られるような「無制限に使える」スペックは少ないのですが、SSD100GBの保存容量に加えて、独自ドメインの設定数やデータベース数は十分に使えるし、アクセス制限やSSHも利用できます。

初期費用がかからず、一週間お試しができるので性能を試すには十分な時間もありますね。

1位

CORESERVERのAプランかBプラン



おすすめ度1位は、「CORESERVER」の「Aプラン」もしくは「Bプラン」としてみました。

「Aプラン」と「Bプラン」の違いは、保存領域に120GBと240GBという違いがあるだけで、後のスペックはすべて一緒です。

当然月額も「Aプラン」の方が約半分と抑えられますので、120GBの領域で十分であれば「Aプラン」を選択するとよいでしょう。

この月額でデータベース数も独自ドメイン数も1日の転送容量も作成できるメールアドレスもすべて無制限となっています。

WAFやオプションとしてのバックアップが用意されていない点は若干痛いところですが、SSDでHTTP/2に対応しているのでアクセスの高速化は期待できるでしょう。

「XREA」と同じように初期費用が無料の上、1ヶ月間はお試しで使えます
「サーバ間コピー」機能があるので、若干ですが古いサイトの移行も簡略化できますね。

というわけで、月額利用料の観点から一覧を抽出して色々と比較してみました。

1つのレンタルサーバー契約でサイトをいくつも運営していると、他サービスへの切り替えが結構億劫だったりしますが、これから検討してみようと思っていた方は、是非ご参考ください。

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