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  • 最終更新日: 2025.05.17

【Microsoft Loop】Loopコンポーネントを「OneNote」で使う

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「Loop」のすべての機能は、マイクロソフトの組織アカウント・教育アカウントで利用でき、Copilotプランを契約すればCopilotとの連携も可能となります。
「Loop」は個人の有料アカウントや無料アカウントでも利用できますが、「Loopコンポーネント」はTeamsやOutlook、OneNoteなどで利用できないようになっています。
また、Copilotプランはこれらのアカウントでは利用できません。

「Loop」には「Loopコンポーネント」という便利な機能があります。

この「Loopコンポーネント」は、Loop内で作成したブロックをコンポーネント(部品)として他のアプリなどで使いまわせる機能となっています。

コンポーネントを使うユーザーが複数のアプリで使いまわしているにもかかわらず、編集しているデータは常に「Loop」のデータとなるため、どのアプリで見てもコンポーネントのデータは常に最新の状態となります。

つまりデータの食い違いが発生しないのです。

今回はLoopで「Loopコンポーネント」を作成し、それを「OneNote」に表示してみます。

合わせて「OneNote」で修正したデータが、「Loop」で見ても同じデータが見られるかどうかも確認してみましょう。

なお「Loop」を操作するにあたって、以下の点をご確認ください。

  • パソコンでの操作画面となります
  • Windowsアプリでもブラウザでログインしても操作性はまったく変わらないのでお好きな方で操作してください
  • アプリとブラウザの違いは以下の記事で解説していますので参考にしてください。

Loopの表をコンポーネントにする

最初にこれまで「Loop」内で利用してきた表を「Loopコンポーネント」としてみましょう。

「表を作成」ページで作った上の表をコンポーネントにしてみます。

もし表がなければ適当に数行数列の表を作成してください。

表の6点メニューをクリックすると、一覧に「Loopコンポーネントの作成」があるのでこれをクリックします。

表の周りに「Loopコンポーネント」への変化を表す青紫色の線が表示されます。

現在このコンポーネントには、「コンポーネント2」という名前が付いているのでこれを変更します。

Loopコンポーネントの名前を変更する

コンポーネントのタイトル部分である「コンポーネント2」をクリックします。

マイクロソフト系のブラウザ(Edge)でLoopの画面が開きます。

コンポーネントにした表が、ページとして作成されています。

ページタイトルが上のように「無題」となっているので、「社内予定管理表」と入力してみます。

入力できたらブラウザは閉じても構いません。

元々ブラウザで作業している場合は、そのままブラウザで続けてください。

一度別のページを開いたり、Loopを閉じたりして、表をコンポーネント化した「表を作成」ページを開き直してみましょう。

コンポーネントの中にマウスを移動すると、コンポーネントの名前が先ほど設定した「社内予定管理表」に更新されているのが分かります。

では、このコンポーネントを「OneNote」のページに挿入してみたいと思います。

LoopコンポーネントをOneNoteへ

「社内予定管理表」コンポーネントをOneNoteのページにコピーしてみますが、その前に一つ注意があります。

OneNoteに貼り付けるページを管理しているノートブックは、Loopにログインしているアカウントと同じ組織アカウントや教育アカウントのものを使用してください。

ノートブックのアカウントが個人アカウント(無料も)では、コンポーネントの中身は表示されません。

現在「表を作成」ページが選択されていて、その中身である表には「社内予定管理表」コンポーネントがありますね。

コンポーネント内にマウスを持ってくると、右上に「コンポーネントのコピー」があるのでこれをクリックします。

上のようにメッセージが表示されます。

「✕」をクリックしてメッセージを閉じておきます。

「OneNote」を開いて、同じ組織アカウントや教育アカウントで作成したノートブック内に新たなページを作成します。

上のように「Ctrl+V」でコンポーネント化した表を貼り付けてみました。

「Loop」で見た表と同じように、コンポーネントを表す青や紫色の線で囲まれた表が貼り付けられていますね。

OneNote上で表を修正する

「Loopコンポーネント」の特徴の1つが、各アプリケーション間でも常に「Loop」のデータが表示される点です。

今回は「Loop」内で作成した表を「OneNote」でも使う想定で、コンポーネント化したわけです。

そして先ほど「OneNote」のページに、コンポーネント化した表を実際に貼り付けてみました。

では「OneNote」のページ上で、この表のデータを修正してみましょう。

1行目の「担当者名」列を「BさんとCさん」に変更
1行目の「完了フラグ」列を「未完」に変更

「Loop」ではラベル列だった「完了フラグ」列の操作方法は、当然ですけど「OneNote」上でもまったく同じです。

それでは「Loop」に戻って、「表を作成」ページの「社内予定管理表」コンポーネントを確認してみましょう。

「OneNote」で修正したデータが、「Loop」の「社内予定管理表」コンポーネントを見ても正しく修正されて表示されているのが分かります。

イメージとしては以下のようになります。

  • 「Loop」のコンポーネントは他のマイクロソフトのアプリでそのまま使える
  • 他のアプリで使えるとは言え、中身は「Loop」のコンポーネントである
  • 他のアプリで修正したデータは「Loop」のコンポーネントのデータである

そのため『「OneNote」で修正した「社内予定管理表」コンポーネントのデータが、「Loop」の「社内予定管理表」コンポーネントにも正しく表示された』という言い方になるわけですね。

「Loop」で保存されているデータをそのまま「OneNote」上に持ってきて操作していただけなのです。

(まとめ)どこで操作しようと・・・

「Loop」のコンポーネントは、マイクロソフトの各アプリ間で使いまわしできるのが便利です。

気をつけたいのは、どのアプリでコンポーネントを操作しても実際は「Loop」のコンポーネントが操作されている点です。

つまり「コンポーネント」のデータをオリジナルデータとして保存したまま、別のアプリでそのコンポーネントのデータを編集したいのであれば、逆に「コンポーネント化してはいけない」のです。

どのアプリで編集されようとも、常に「Loop」のコンポーネントのデータが最新になっていい場合に、この「コンポーネント」を使うようにしてください。

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