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※本記事は、既に「ChatGPT」のアカウントを取得済みで、使った経験のある方を対象にしています。
「ChatGPT」に最適なエクセル関数を教えてもらう方法をご説明します。
環境は以下のようになります。
・元となるエクセルの表がある
・答えを求めるために利用する最適な関数が分からない
・ChatGPTに表データを渡し、合わせて質問する
それでは順番に見ていきましょう。
元となるエクセルの表
元となるエクセルの表は、以下のようなものになります。
北海道の各市町村の人口を一覧にした表データとなっていて、データ件数は179件あります。
さて、この一覧表から人口が10万人以上のデータを抽出するにはどのようにしたらよいでしょうか。
最適な関数が分からない
エクセルの操作が苦手な人だと、「こういう操作の時にあの関数を使えばいいんだ!」というのが簡単に出てこないかもしれません。
そんな時は、無理をせず「ChatGPT」に聞いてみましょう。
プロンプトに指定できるのは、実は文字列ばかりではありません。
ユーザーがAIに与える質問や指示のこと。
生成する回答の内容が、このプロンプト次第と言ってもいいくらい重要な要素となる。
それでは実際に、「ChatGPT」に指示した内容を見ていきます。
指示と表データをChatGPTに渡す
指示のポイントを先に挙げておきます。
- 「提示するデータがエクセルの表である」と伝える
- 「必ずエクセルの関数を使う」と伝える
- 「フィルタリング機能は使わない」と伝える
- 「###データ###」以降に表データを貼り付ける
プロンプトへの指示に正解はありませんので、もう少し細かくアレンジした指示を出すのもアリです。
また、表データを明示するために、「###データ###」のように区切りましたが、「#エクセルの表」のように「マークダウン記法の”見出し”」である「#」を使って指示しても問題ありません。
今回の指示で「ChatGPT」からの回答は、以下のようになりました。
「FILTER関数」を使うと、人口10万以上を抽出できると教えてくれましたね。
プロンプトに同じように記述しても、毎回回答が同じになるとは限りません。
上のように、「Filter関数」を使うという回答は同じでも、セル参照にズレが生じたり、関数の説明後に「関数じゃなくてフィルタリング機能を使えよ」と注意される場合もあります。
総括
今回は、エクセルを苦手とする人なら、ぜひ使ってみたい「ChatGPT×エクセル」のコラボでした。
ユーザーが「ChatGPT」に細やかな指示を出せれば、欲しい回答は得られやすくなるでしょう。
文字列以外にも、今回のようにエクセルの表データをコピー&ペーストでプロンプトに指定できます。
実際のデータをそのまま提示しながら、「ChatGPT」に相談できるのは何とも心強いですよね。