情報整理術の数々! PICK UP!

  • コラム
  • 最終更新日: 2023.07.11

街を愛する地域ポータルサイト!個人的に好きな10サイトを選んでみた!(1位~3位)

ご当地ならではの雰囲気や地域住人の方達による情報を楽しく面白く紹介している地域ポータルサイトを個人の独断と偏見により10サイトだけご紹介しようというのが今回の企画です。

前回は、10位から4位まで発表してきました。

さぁ、今回はいよいよTOP3と番外編を発表したいと思います。
見る人の目を引き、地元愛溢れるサイトを作っている地域は一体どこなのか…。
それでは、早速見ていきましょう。

■3位:ながい ファン倶楽部(ナガイ ファンクラブ)

4位が米沢市の「よねざわネット」でしたが、まさかの同じ山形県の同じエリアから
「長井市」の「ながい ファン倶楽部(ナガイ ファンクラブ)」です。

「ながい~」で始まる縦書きメニューとトップページの長井市を紹介する動画で、サイトを訪れた人の目を引き、それぞれ「長井市」の特徴を「ながい〇〇」として紹介しています。

「長井市」を紹介する市民の方々の情報更新が止まっているのが少し気になりますが、「ながい案内人」の更新情報は定期的にアップされているようです。

4位の米沢市と違って、大変失礼ながら「長井市」と言ってもそれほどの知名度を誇っているわけではないと思うんです。

ぶっちゃけますが、南陽市の赤湯温泉に遊びに行った時には、南は米沢市、北は山形市と新幹線沿いに南北に行動してしまい、長井市には見向きもしませんでした<(_ _)>

しかし、地域情報や移住情報も含め長井市の魅力をふんだんに紹介し、
「山形県南には”長井市”という素晴らしい街もあるんだよ」
と、訴えかけられているようでついつい長居(ながい)してしまうのです。

以下、サイト内の「ながい旅をつくろう」では、自分で訪問したい場所をピックアップして旅のコースを作成できるようになっています。

特に会員登録も必要なく自由に作成できます。

「観る」「食べる」「買う」などのカテゴリから訪問したい場所を選択して「お気に入りリスト」に追加すると、そこから最適な訪問ルートを作成してくれます。
若干お気に入りに登録する際にうまく登録できない場所もあるようですけど、そこはご愛嬌かもしれません。

YouTubeなどの動画だけで街案内される場合と違い、温かく迎え入れてくれるようなサイトの構成が非常に好きで、事実上1度も足を踏み入れていないのに(申し訳ありません)、普段よく見ているサイトになります。

絶対にどこかで行きたいと思います。

■2位:はまれぽ.com

はまれぽ

さて、いよいよ2位まで来ましたね。

”やっぱりね”という声が聞こえてきそうですが・・・横浜市を知るなら「はまれぽ」です。

横浜の人は、自分たちを「浜っ子」というくらい地元横浜を愛している人が本当に多いですよね。
”あなた、出身違うよね~”という人も、現在住んでいるだけで”自分は浜っ子”という人をたくさん見てきました。

前回5位でお伝えした「Kichifan」でも書きましたが、横浜の人にとっては神奈川県民というより横浜市民であり、神戸の人にとっては兵庫県民というより神戸市民であります。
そして、この2つの市は「神奈川区」「兵庫区」と区の名前に県名を取り込んでしまっている程の強さを感じる政令指定都市となっています。

そんな横浜ですから、確かに面白いスポットはたくさんありますよね~。
この何でも面白いものがある横浜の隅から隅まで紹介しているのが「はまれぽ」になります。

それにしてもコンテンツを作る際の企画力が凄い。

「はまれぽ」は、横浜市民も出身がまるで関係ない市外の人もライターさんとしてコンテンツを作成しています。
読者からの疑問や、調査してほしいどんな情報でも、直接現地に「取材」に行ったり、実際に試したり、街頭に立ってアンケートしたり、とその結果を面白おかしく紹介しているのです。

”えっ、そんなことも取材するの?”というくらい各記事の熱量が半端ないんですね。

横浜市に加え近隣の川崎や湘南エリアも調査対象としていて、コンテンツ化できる内容が多いとは言え、これだけの情報を途切れずに更新しているのは本当に尊敬に値します。

現在、横浜市や神奈川県に住んでいない方でも会員になれますし、会員登録後には記事に対して感想を書いたりできるようになります。
街の「キニナル」を投稿するのは、遠方の方では厳しいかもしれませんが、横浜近辺に遊びに行った時に気になった点を「キニナル」に投稿して、ポイントを貯めたりできるようになります。

また、今回紹介してきたポータルサイトでは初となる「スマホアプリ(はまれぽアプリ)」が用意されたサイトになっています。
アプリ内でもポイントを貯められますので、参加するたびに横浜をもっと好きになっていくかもしれません。

「はまれぽ」のモットーが、”もっともっと横浜を好きになってもらう”ですので、このサイトを一度も見ていないという方は、是非一度訪問してみてください。

■番外編

さて、残すところ1位だけとなりましたが、その前に番外編を1つお送りします。
市町村単位ではないのですが、コンテンツに惹きつけられるサイトで、ある特定の地域などの特集ページを作るならこういう感じのサイトを作りたいな、と思わせるものになっています。

リトケイ(離島経済新聞)

リトケイ

日本が島国であるのは言うまでもありませんが、無人・有人合わせて6,852島あるそうです。

有人島にも色々あります。
例えば本州から約1,000キロ離れた小笠原村は東京都に属し、一番大きい父島で見られる車のナンバーは品川ナンバーだったりします。
固有種も多く、飛行場が作れないため、竹芝桟橋から船で丸1日かけて行く正に日本のガラパゴス諸島です。
仮に、台風で船の発着ができなくなると、物資の運搬にも影響し、島内の数少ない商店から品物がどんどんと消えていきます。

一方、北海道で言えば父島と似たような大きさと人口の奥尻島のように、飛行場もフェリー乗り場もあって、悪天候になっても物資の運搬にそれほど影響のでない島もあります。

このような本州・北海道・四国・九州の本島から離れたいわゆる「離島」から、人々の暮らしがある「有人島」の情報をまとめた「リトケイ(離島経済新聞)」を番外編として選んでみました。

離島での暮らし・教育・経済など普段島暮らしを意識していない方にとっては、有益な情報ばかりで実際に移住を果たした人もいるそうです。

”新聞”と同じように、Webサイトと合わせてフリーペーパーの配布も行っていて、日本全国の有人島の魅力や島の未来づくりに関して情報を発信し続けています。

船でしか行けなかったり、人口が極端に少なく本島の学校まで毎日通うしかなかったり、と私たちが知りたい離島の情報を様々な角度から教えてくれる「リトケイ」は、「日本全国の有人島」という距離の広い題材をニュースという形で今日もコンテンツ化してくれています。

活動自粛が続いている理由から、各有人島でのイベント開催や調査活動などはオンラインでのやり取りも増えているようですね。

離島暮らしに興味がある方は是非覗いてみてほしいサイトです。

■1位:カメイドタートルズ

カメイドタートルズ

さて、大変お待たせいたしました。

何度も言い訳をしてきましたが改めて申し上げます。
「独断と偏見」によりお送りしております。

栄えある「街を愛する地域ポータルサイト」の第一位は、「カメイドタートルズ」に決定しました!

「I Love 亀戸」でもなく「亀戸プロ」でもなく、比較的新しい「亀戸タートルズ」です。

まず、皆さんに正直なところをお聞きしたいのですが・・・
「亀戸」ってどんな印象をお持ちですか?

  • 23区内のぱっとしない亀亀コンビ(亀戸と亀有)
  • 亀戸は東京ビッグサイト・有明・ゆりかもめ・湾岸署と同じ江東区
  • 埼玉県内を走る東武鉄道よりも少ない2両編成で走る東武亀戸線
  • 斜め前のスカイツリー、左隣の錦糸町を横目に・・・の亀戸

もうのっけから自虐で始まる「亀戸タートルズ」のトップページ。
本当にあれだけ駅間が近いのに錦糸町の発展ぶりは目覚ましいものです。
それに引き換えうちは・・という感じなのでしょうね(笑)

戦隊ヒーローを登場させる企画モノのサイトはあまり面白いものがないのですが、この「カメイドタートルズ」で、ちょくちょく登場する「カメイダー」はいて欲しい存在感を放っています。
そういえば、編集部に動画を送ってきていましたね。

地味な亀戸と編集部が認めながらも、半端ない企画力で読む人を唸らせるコンテンツは、地域が地味か派手かを通り越してもはやこのサイト自体が亀戸になくてはならないものになっている気がしてなりません。

「食べる」「遊ぶ」「住む」「学ぶ」という4つのカテゴリだけで、亀戸をこれだけ熱く語れるというのは地域愛が極上すぎるので文句なく1位に選んでしまいました。

だてに、タイトルロゴに鷲のような鋭さで亀が飛んでるわけではないな・・と。

会員の募集や地域住民との繋がりなど特に何かがあるわけでもなく、ただただ「亀戸」を熱く語りつくす「カメイドタートルズ」のコンテンツを是非読んでみてください。

このまま駅名を「カメイド」とカタカナにした方がいいんじゃないでしょうかね。

■終わりに

というわけですべての「地域ポータルサイト」を発表してみました。

それぞれの地域に特長があって、サイト作成の企画、コンテンツの作り方、会員とのつながりなど学べるところがたくさんあったと思います。

「カメイドタートルズ」を見ると、地域情報が地味に見えても(すみません)、コンテンツにする際の企画力だけでここまで読ませる記事を作成できるのだな、と改めて思います。
ブログをやっている人やメルマガを書いている人が、”書くネタがない日がある”なんていう話をたまに聞いたりしますが、そういう日をどう読者に読ませるかが腕の見せ所なわけですね。

よく、情報サイトを運営したい企業が、ある程度出来上がったサイトを買って、そこから新たに肉付けしていくなんて話も聞いたりしますが、サイトの運営は好きなコンテンツを自分で見つけて一から企画・作成していくと熱いものが出来上がる、というのが地域ポータルサイトを見ていてよく分かりました。

みなさんも”これは参考にしたい”、”真似してみたい”というサイトがあればどんどん研究して色々比較してみてください。
きっと面白い発見があると思いますよ。

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