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普段の何気ないツールやサービスの紹介記事、気が向いた時に書くコラムなんかでもそうですが、書きたいものが”もわっ”と頭に浮かんでいるのに、なかなかその内容がまとまっていかないというジレンマに陥る傾向は結構な頻度であります。
わたくし宮嶋が実際に記事を書く際には、以下のような流れが多いです。
- その回の内容をなるべく簡潔にまとめる冒頭部分を考える
- 書きたい内容の大見出しや小見出しを先に考える
- 頭に浮かんだものを実際に書くかマインドマップを使ってまとめる
- 必要であれば見出しの順番を入れ替える
- 本文作成・修正
- 本文に書ききれない(または敢えて書かない)内容を総括に持って行く
と、まあこんな感じで書いています。
今回は、その中でも3番目に登場するマインドマップについてお話してみたいと思います。
メモリーツリーと比較されるマインドマップとは
「マインドマップ」という言葉自体を聞いた経験のある方は多いと思います。
中心となる項目から関連している内容を枝葉のように分岐させていき、言葉に置き換えていない抽象的な考えを視覚的にまとめる手法を言います。
似たような手法として「メモリーツリー」と呼ばれるものがあります。
「メモリーツリー」も自分の頭の中を整理し、記憶を高める際に使われる手法となります。
マンガ「ドラゴン桜」で、阿院先生が矢島と水野に教えてくれた暗記法としても有名になりましたね。
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「メモリーツリー」も「マインドマップ」も中心から放射状に関連した言葉やイラストなどを記載していき、関連している事柄の全体像を把握しやすくするために描くものです。
「メモリーツリー」は、しばしばインプット技法として使われ、脳内のまとまっていない言葉やイメージを書き出し、関連性を視覚的に整理しそれを記憶していきます。
一方、「マインドマップ」の目的は主にアウトプットであり、今の自分の思考を整理するために思いや考えをとにかく中心から放射状に掃き出していきます。
自分がコラムや時事など少し長文になりそうな文章をキーワードを絡めて書く場合は、よく「マインドマップ」を使って自分が何を書くのかを整理しています。
その時に使用するツールは、当サイトでもよく紹介している図面作成ツールの「Lucid」になります。
マインドマップはおなじみのLucidSparkで
現在の「Lucid」は、図面作成ツールの「LucidChart」とホワイトボード機能の「LucidSpark」とに分かれていますが、どちらも図面を作成できるツールに変わりはありません。
直近で書いた以下の記事も、事前にマインドマップで考えをまとめています。
それでは、どのようにマインドマップ化したのかを見てみましょう。
ありのままに書き出す
マインドマップは、思いついたものをありのままに書き出していきます。
※クリックすると拡大します
中心に据えているのは、「リモートワークに導入すべきITツール」ですね。
そこから、大まかに分けたかった「バーチャルオフィス」と「総務側の視点」、「現在までの導入ツール」や「新しく導入する場合の問題点」などを放射状に延ばしてみました。
キーワード同士の結びつきや関連性などは、後から簡単に修正できます。
視覚的に色などで識別し、時に手書きで丸を囲ったり、そのまま文字を書き込んでも違いが出て分かりやすくなったりします。
画面の右側に表示されているのは、「メモエリア」になり、図面とは別に自分でちょっとした内容をメモする時に使えるのですが、今回の記事では本文の各見出し項目の候補を箇条書きで書いています。
記事の大枠となる全体像を図面で描きながら、図面には必要ない自分だけの考えを同じ画面のメモとしてすぐに確認できるのが「Lucid」の使いやすいところでもあります。
総括
さて、今回は個人的なお話となってしまいましたが、コラムやメルマガなど長文を書く際に、ちょくちょく利用するマインドマップについて、利用しているツールと共にお話してみました。
もちろん、マインドマップはノートに手書きで書いてもいいですし、正直な話、手書きの方がしっくりくる場合も多々あります。
今回ぐらいの量だと手書きでもA4ノートに十分まとめられると思いますし、色ペンなどでカラフルに仕上げてみると、一層自分が何をインプットできたのかが引き立ってくると思います。
パソコンでも手書きでも、なんとなくもやもやしていた脳内の考えが可視化されると、霧が晴れたような感覚になりますね。
「Lucid」を使うと、マインドマップに限らずスケジュールや組織図、分析図などの様々な図面を作成できます。
今回は「LucidSpark」上で作業したのですが(LucidChartでもマインドマップを作成できます)、正にホワイトボードに”ささっ”と描けるイメージですし、画像ファイルへのエクスポートや描いた図面の一部などを切り取ったものをつなげてプレゼン資料として保存もできます。
手書きでしっくりいかない、図形や絵柄を多く使いたい、と言う場合は「Lucid」のような図面描画ツールを使ってみるといいかもしれませんね。