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【2020年版】外出先からの転送もOK!使い勝手のいいファイル転送アプリ5選

2018年末に当サイトで「外出先から使えるファイル転送アプリ3選」という記事を紹介していました。

しかし、2019年の年が明けてまだ間もない1月下旬に、利用者も多く上の記事でも紹介していた大阪ガスの「宅ファイル便」というサービスが、不正アクセスを受けその後サービスを停止していました。

そして、とうとう2020年3月31日にサービスを終了する運びとなったようです。

宅ファイル便のサービスが終了してしまったので、今回、改めて2020年版のファイル転送アプリとして使い勝手のいい5つをピックアップしてみました。

なお、上で紹介した記事は2018年版として「宅ふぁいる便」も含めてそのまま残す予定でいます。

SendAnywhere

最初は、前回の記事でも紹介していた「SendAnywhere」ですね。

Send Anywhere

Windowsパソコンはブラウザだけで、AndroidとiOS(iPadOS)は、アプリを入れてファイルの送受信を行います。

ファイルの送信は、発行された「6桁の数値」を受信してほしい相手側に伝え、受信側が時間制限内にダウンロードするだけとなります。

Windows10で使える
Androidで使える
iOSで使える
ファイル送信者にSend Anywhereアプリのインストール Windowsは不要(使い方によっては必要)
Android・iOSは必要
ファイル受信者にSend Anywhereアプリのインストール Windowsは不要(使い方によっては必要)
Android・iOSは必要(リンク共有でファイルを受け取る場合は不要)
・送信に関する補足 ・共有リンクの作成
リンクをメールで送信
※2つとも無料アカウントの作成が必要

リンクの有効期限は48時間

Googleアカウント・Facebookアカウント 使える
無料でアップロードできるファイル容量 10GB

仕様はほとんど変わっていないのですが、「Send Anywhere」をシステムに簡単に加えられる以下のような「アドイン」が充実していますね。

  • Windows Outlook Add-In
  • Office365 Outlook(ブラウザ版)アドイン
  • Chrome Extension
  • Whale Extension
  • ワードプレスのプラグイン

fotoswipe

こちらも、前回の記事で紹介していた「FotoSwipe」になります。

FotoSwipe

ログイン等が特になく、Windowsパソコンで「FotoSwipe」の画面を開くと、ファイルの送信を行えます。

ファイルの送受信は暗号化通信となっているようですが、ホームページそのものは現在でも「SSL通信」ではないようです。

「FotoSwipe」ホームページの上にある一部分だけで目的の操作を行えてしまうので、操作としては本当に簡単にファイルの送受信が可能となっています。

Windows10で使える
Androidで使える
iOSで使える
ファイル送信者にfotoswipeアプリのインストール Windowsは不要(使い方によっては必要)
Android・iOSは必要
ファイル受信者にfotoswipeアプリのインストール Windowsは不要(使い方によっては必要)
Android・iOSは必要(リンク共有でファイルを受け取る場合は不要)
Googleアカウント・Facebookアカウント 使える
無料でアップロードできるファイル容量 (No FileSize Limitとあるが)不明

firestorage

ここからは、前回の記事では紹介していなかった3つのファイル転送サービスとなります。
最初は、ファイル転送では老舗となる「firestorage」です。

firestorage

1ファイルのアップロードサイズは無料会員で「2GB」と少量ですが、アップロードファイル数は無制限となっています。

Windows10で使える
Androidで使える
iOSで使える
ファイル送信者 ブラウザからのアクセスのみ
ファイル受信者 ブラウザからのアクセスのみ
Googleアカウント・Facebookアカウント 使える
無料でアップロードできるファイル容量 2GB
保存期間 最短1時間・最長7日間
※ただし無料アカウントだと永久ストレージ保存が2GBまでできる
(30日未ログインで自動削除)

10年以上前からあるファイル転送サービスで、どちらかというとパソコンで作業する場合を重視しています。
ブラウザに接続しなくてもファイルの送受信ができる「firetools」や
写真の管理ができる「Photostorage」など、パソコンにインストールするソフトウェアも別に用意されていて、無料アカウントでも十分に使えます。

ファイルの送信方法も、パスワードを指定できたり、コメントを付けたりと機能が豊富な上に、無料アカウントでも使える「会員メニュー」で様々な設定ができます。

上の画面は、会員メニューから「スクリーンショット」を開いたところです。
スクリーンショットの画面も単純に相手に送りたいだけであれば、「firestorage」から簡単に画像データとしてアップロードできます。

ギガファイル便

会員登録がいらないのに、1ファイル「200GBまで」という大容量のファイルを無料で送受信できる転送ファイルサービスです。

ギガファイル便

現在、コロナウィルスの影響でテレワークを実施する会社が増えている事情もあり、
ネットワーク環境を最大限に開放しているようですね。頼もしいです!

Windows10で使える
Androidで使える
iOSで使える
ファイル送信者 ブラウザからのアクセスのみ
ファイル受信者 メールのリンクのみ
Googleアカウント・Facebookアカウント そもそもアカウントの登録がない
無料でアップロードできるファイル容量 200GB!!
保存期間 最短7日間・最長60日間

基本的にブラウザベースで使うサービスだったのですが、現在はiOS(iPadOS)用アプリが配信されているので、iPhoneやiPadを使っている方は、アプリを入れておいてもいいかもしれません。

ファイルの受信はメールなどでリンク文字列を相手にお知らせする形となり、受信する際のダウンロードパスワードの設定ができます。
ファイルの保存期限も最短1週間から最長2ヶ月と選択できるようになっていますが、送信側には「削除キー」が発行されます。
つまり、保持期限内の好きなタイミングで送信したファイルを削除できるのです。

iOSで複数ファイルのアップロードができないのが少し不便ですが、無料でここまでの機能を提供しているわけですから使い勝手のいいサービスと言えると思います。

ACdata

最後に、ACワークスが展開している「ACData」をご紹介します。

ACData

「ACData」は、当サイトでもお世話になっている「写真AC」や「イラストAC」などを展開している「ACワークス」が会員登録不要の無料ファイル転送サービスとして提供しているものです。

Windows10で使える
Androidで使える
iOSで使える
ファイル送信者 ブラウザからのアクセスのみ
ファイル受信者 メールのリンクのみ
Googleアカウント・Facebookアカウント そもそもアカウントの登録がない
無料でアップロードできるファイル容量 10GB
保存期間 7日間

今後は、ストレージ保存などもできるようになるみたいですね。
その場合は、サブスクリプションとして提供されるかもしれませんが、現状10GBまでファイル数無制限でアップロードできるのは使い勝手がいいです。

画面もシンプルで、ファイルをダウンロードする際のパスワードも指定できるようになっています。

総括

さて、普段の業務でも使えるファイル転送サービスを5つ紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。

海外色の強かった「Send Anywhere」と「FotoSwipe」とは違い、国内サービスを新たに3つ追加してみました。

個人的にも、ファイル転送サービスは「宅ファイル便」をメインに使っていたので、今回のサービス終了に伴い少し他のファイル転送サービスも見直してみました。

5つとも特徴として、「会員登録を必要としていない」のがまず挙げられます。
「FotoSwipe」と「ギガファイル便」以外は、無料会員と有料会員による機能向上プランも提供していますが、
会員登録をしなくてもすぐに使えるようなサービスとして提供されるのが、ファイル転送サービスの使いやすいところでもあります。

「firestorage」以外の4つのサービスは、ファイル転送のみですぐにでも使いたいサービスですが、
「firestorage」に関しては、ストレージ保存や管理機能が充実している点も含めて「クラウドドライブ」としての使い方もできると言えるかもしれません。
その場合は、ファイルを誰かに送信する、というよりは自分でファイルをオンライン上で管理するという使い方に変わるでしょう。

そのため、金額が月額2,085円と一番高い「プロプラン」でもファイル転送サイズだけを見ると、「10GB」しかありません。

「ACData」が今後、どこまでサービス展開していくのかも気になりますが、もしかすると「firestorage」のストレージ保存のような機能アップを目指すと、単純に”ファイル転送だけ”という使い方ではなくなるかもしれませんね。

そういった意味では、「ギガファイル便」のように機能は最小限に抑えつつ、ファイル転送サイズをほぼ気にしなくていい使い方が「ファイル転送」を使うユーザーにとっては、一番魅力を感じるサービスとなるのではないでしょうか。

通信網が大幅にグレードアップするこれからの時代、ファイルサイズや転送速度は気にせずにアップロードできるのが当たり前となります。

転送速度や転送容量などに価値がなくなる今後、このようなファイル転送サービスがどのように進化していくのかも非常に気になるところですね。

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