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slackでメッセージのやり取りをしていると、
「あっ、このメッセージを他のチャンネルに参加しているユーザーにも見てもらいたい」
という事があります。
slackには、そんな時の便利機能として
「メッセージの共有」
という機能があります。
特定のユーザーだけが参加するチャンネル内で発せられたメッセージを、
全体に知らせる手段として、とても有効な機能となります。
一方で、「メッセージの引用」という機能も存在します。
これは、自分のサイトやまとめサイトの構築経験がある方ならお分かりだと思いますが、
自分のメッセージ中に、他のメッセージを参照する必要があるときに利用します。
他のメッセージを参照するこの2つのやり方は、どのように使い分けたらよいのでしょうか。
目次
どちらが簡単に参照できるか
他のメッセージを参照する場合、手軽に操作できるのは
「メッセージの共有」
の方でしょう。
メッセージの共有
該当のメッセージにマウスを合わせて、「メッセージを共有する」をクリックします。
「このメッセージを共有する」ウィンドウが開きます。
「共有相手」を選択して、任意でメッセージを残すようにします。
ここでは、「ryo88(宮嶋僚)」が、「データ置き場」チャンネルでの「佐藤春美」のメッセージを「mie(牧村美奈)」に共有しています。
ちなみに、「データ置き場」チャンネルに「mie(牧村美奈)」は参加していませんので、本来なら「佐藤春美」のメッセージを見ることはできません。
入力できたら「共有」ボタンをクリックします。
「mie(牧村美奈)」に共有したメッセージは、「mie(牧村美奈)」のダイレクトメッセージに表示されます。
共有した「ryo88(宮嶋僚)」が投稿者となって、任意で記したメッセージが表示されます。
そしてその下に、共有された「佐藤春美」のメッセージが、「どのチャンネルのメッセージなのか」も分かるように、インデントされて表示されていますね。
先程、「本来なら牧村美奈は佐藤春美のメッセージを見ることができない」と書きました。
例え、「データ置き場」チャンネルに参加していない「牧村美奈」であっても、このようにメッセージの共有機能を使う事によって、普段は見ることのできないメッセージを簡単に確認することができる、というわけです。
メッセージの引用
一方、メッセージの引用は相手に知らせたいメッセージのリンクをコピーし、
目的の「チャンネル」や「ダイレクトメッセージ」を開いて、そこに自分のメッセージを作成した後に、先程コピーしたリンクを貼り付けるという作業が必要となります。
引用したいメッセージの上にマウスポインタを合わせて、「その他」をクリックし、
「リンクをコピー」をクリックします。
ここでは、「にしの弘美」のダイレクトメッセージに「佐藤春美」のメッセージの引用を展開してみたいと思います。
左サイドバーの「にしの弘美」をクリックして、メッセージスペースを開きます。
メッセージフィールドで右クリックしてペースト(Ctrl+V)してみましょう。
URLがメッセージフィールドに貼り付けられました。
「送信」ボタンをクリックして、メッセージを投稿すると、
自動的に引用したURLの内容がインデントされて表示されるようになります。
引用のURLの前後には、自分で新たにメッセージを加えることもできます。
上の画面は、一度メッセージを投稿した後に、編集でURLの下にメッセージを追加してみたところです。
共有と引用の違い
「共有」は、表示されるアイコンからすぐに、「共有相手」と「メッセージ」を指定することで相手に届くのに対し、
「引用」は、「その他 -> リンクをコピー」という最初の指定まで一つ手間がかかる上に、引用先となる相手とのメッセージフィールドを自分で開いて、メッセージを新たに投稿し、そのメッセージフィールド内にリンクしたURLを自分で貼り付ける・・・
と少しだけ手間がかかるのです。
どちらも似たような機能ではありますが、
「共有」は簡単に指定したいときに、
「引用」は自分のメッセージを改めてじっくり書く上で、他の人のメッセージを参考にしたいときに使うとよいでしょう。
プライベートチャンネル内のメッセージを共有すると・・
「プライベートチャンネル」の特性上、本来そのチャンネル内で交わされたメッセージは、参加していないユーザーには公開されるものではありません。
したがって、「プライベートチャンネル」のメッセージを共有する、
ということは、以前に交わされたメッセージなどをもう一度掘り起こす意味で使われることになるでしょう。
「プライベートチャンネル」内のメッセージを同じように共有すると、
「共有相手」というものはありません。
ここでは、「身内のよた話」チャンネル内でしか、共有することができないからです。
表示のされ方は同じとなります。
昔のやり取りをもう一度表示して、再度議論する場合に利用するとよいと思います。
プライベートチャンネル内のメッセージを引用すると・・
もう、お分かりですね。
同じように、「プライベートチャンネル」内のメッセージを引用して、そのチャンネルに参加していないユーザーにURLを送信しても、エラーが表示されます。
特に、「プライベートチャンネル」は、メンバーをある程度限定してやり取りしていると思います。
引用する際や共有する際には、各メンバーのチャンネルへの参加状況などを確認しておく必要がありますね。