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前回、Windowsパソコンにインストールされた「メール」アプリとAndroidタブレットにインストールされた「Spark」アプリのそれぞれに登録されている同一のIMAPアカウントから送信したメールがどのように管理されているのかを確認してみました。
今回は、その送信済みメールの管理方法についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
目次
「メール」アプリで送信済みメールを一か所にまとめる
ここで、もう一度両アプリのIMAPアカウントで管理されている「送信済みアイテム」を確認してみたいと思います。
「メール」アプリの「Sent Items」
「メール」アプリから送信したメールは、「Sent Items」フォルダで管理されていましたね。
IMAPアカウントであれば、「送信済みアイテム」フォルダも作成されましたが、この2つのフォルダはメールサーバー上の「Sent Items」フォルダのIMAPフォルダとして動作し、3つのフォルダはすべて同期されます。
ここでは、パソコン内で確認できる「Sent Items」フォルダを見てみます。
メインアカウントは宮嶋となります。
「メール」アプリの左サイドで目的のアカウントが選択されている状態で、フォルダから「その他」をクリックします。
フォルダの一覧で「Sent Items」をクリックします。
「Sent Items」フォルダには、この「メール」アプリから送信されたメールの一覧を確認できます。
現在、残っているメールは2通となります。
「メール」アプリの「Sent」
さて、この宮嶋のメールアカウントでは、他にAndroidタブレットにインストールした「Spark」アプリでメールの送受信を行っているわけですが、「Spark」アプリから送信されたメールは、別のフォルダで管理されるんでしたね。
それは「Sent」フォルダで、「メール」アプリ上でも確認ができました。
それではこの「Sent」フォルダを覗いてみましょう。
先程と同じく左サイドの「その他」から「Sent」フォルダをクリックします。
「Sent」フォルダにも2通送信されたメールを確認できますが、「メール」アプリから送信された「Sent Items」フォルダで見た2通とは内容が違います。
このように、送信されたメールがアプリごとのフォルダで管理されたところまでが前回の内容でした。
「Sent」フォルダの中身を「Sent Items」へ移動
別々のフォルダに保存されているメールは、「移動」という方法で保存場所を変更できます。
ここでは、「Spark」アプリが管理している「Sent」フォルダの中身を、「メール」アプリが管理している「Sent Items」フォルダへ移動してみます。
「Sent」フォルダ内の2通のメールを選択します。「Sent」の横には選択された数である「2」が表示されます。
上のように「移動」をクリックします。
移動先のフォルダを「Sent Items」に指定します。
「Sent Items」フォルダに各アプリから送信されたメールをまとめました。
「Spark」アプリの送信メールを管理する「Sent」フォルダは変更できないので、このように手動で移動させる方法にはなりますが、送信メールを一か所でまとめるのは簡単にできます。
「メール」アプリの場合、自身の送信メールを管理する「Sent Items」フォルダの中身を「Spark」アプリの「Sent」フォルダに移動させる、という逆の移動も可能です。
「Spark」アプリで送信済みメールを一か所にまとめる
では、「Spark」アプリで同じような操作はできるのでしょうか。
宮嶋のAndroidタブレットにインストールした「Spark」アプリで試してみましょう。
「Sent」を「Sent Items」へ
「Spark」アプリの左サイドで、複数アカウントがあれば目的のアカウント内(この場合は宮嶋)の「送信済み」フォルダを開きます。
これがいわゆる「Sent」フォルダですね。
中身を確認すると2通のメールがあります。
「Spark」アプリは、Android版もiOS版も複数メールを選択して別のフォルダに移動させる方法がありません。
そのため、1通まず中身を開いてからの操作になります。
メールを開いたら、右上の「・・・」をタップして、メニューから「移動」をタップします。
移動先から「Sent Items」をタップします。
「メール」アプリで管理される「Sent Items」フォルダへメールを移動できました。
「Sent Items」から「Sent」へはどうか・・
「Spark」アプリでは、他のアプリで管理されている「送信済み」フォルダから自身が管理する「Sent」フォルダへのメールの移動ができません。
上で見てきたように、「Sent」フォルダの中身から「メール」アプリで管理している「Sent Items」フォルダへの移動はできます。
つまり、一方通行の移動しかできないのです。
総括
さて、今回は各アプリで別々に管理される「送信されたメールの管理場所」を一か所にまとめる方法を見てきました。
どちらかと言うと、今回のようなメールを複数まとめて操作したり、柔軟な操作指定ができるのは「メール」アプリのようですね。
まとめてみると、以下のようになります。
■「メール」アプリ
・メールを複数選択してからの移動ができる
・自身が管理する”「Sent Items」フォルダから”、”「Sent Items」フォルダへ”、の双方向移動が可能
■「Spark」アプリ
・メールを複数選択してからの移動ができない
・自身が管理する「Sent」フォルダから別アプリのフォルダへ移動のみできる(一方通行)
送信されたメールが保存されるIMAPフォルダ(Sent ItemsやSent)の設定は変えられないので、一旦各フォルダに送信されたメールが格納されてから、メールの移動によるまとめ処理となります。
もちろん、送信したメールを一か所にまとめたい場合のみのお話であって、まとめる必要がなければ今回の処理は必要ありません。
次回は、もう一度「Spark」アプリの機能的な部分のお話に戻りたいと思います。