情報整理術の数々! PICK UP!

【連載9】Lucidchartでタイムラインを作成してみる

この項はLucidchartのプロアカウント以上が必要です

マイクロソフトのVisioと同じように、様々な図形を描画できる「Lucidchart」ですが、「プロアカウント以上」でなければ使えない図形というのもあります。

その一つが「タイムライン」となります。

イベントやスケジュールなどを管理するために、特定の期間で一本の線を引き、期間ごとの予定などを管理するために利用できます。

プロアカウントであれば、他の図形と同じようにツールボックスに表示されます。

タイムラインシェイプライブラリを呼び出す

画面は、Windowsでの作業となります。

まずは、「タイムライン」で使う図形をツールボックスに呼び出してみます。
Lucidchartで新規文書で「空白の図」を作成します。

ツールボックスの「図形」をクリックします。

一覧に「タイムライン」があるので、チェックマークを付け右下の「選択した図形を使用」をクリックします。

ツールボックスに、「タイムライン」で使用する図形が表示されます。
上の画面は、その中から「ブロック型タイムライン」を図面にドラッグして描画したところです。

配置した「タイムライン」をクリックした状態でツールバーを確認すると、タイムラインの各設定をするための枠が用意されています。
タイムラインの開始と終了の間隔を狭めると、「時間」「分」「秒」などの細かい幅も指定できます。

「マイルストーン」用の図形も用意されています。
タイムライン上の特定のタイミングを指して、どんなイベントが発生するのかを簡単に定義できます。

「間隔」を使えば、タイムライン上の日付範囲や時間範囲に対して、予定を書き込めるようになります。
ツールボックスの「間隔」をタイムラインまでドラッグして、後は必要な時間軸まで範囲を大きくしたり小さくしたりするだけです。

タイムラインのスタックを使う

共同編集などを行っている場合、プロジェクト管理やスケジュール管理も複数のものを管理できる方が便利です。
Lucidchartの「タイムライン」では、「スタッキング」も簡単にできるようになっています。

同じ日付間隔と日付範囲のタイムラインを3つ用意してみました。
一番下のタイムライン以外は、ラベルをオフにします。

タイムラインを選択して、ツールバーの「ラベル」をクリックして「オフ」にします。
上の画面のように、一番上と真ん中のタイムラインの日付が表示されなくなっていればOKです。

その後、3つのタイムラインがくっつくようにドラッグします。
下のタイムラインのラベルに合わせて、太いタイムラインができます。

「間隔」はスタッキングした後の各タイムライン上に配置できます。
先程、3つのタイムラインを合わせました。
一番上から各日付間隔で、予定を書き込めばそれぞれのタイムラインを一度に確認できるようになります。

総括

今回も「プロアカウント」以上が必要となる操作の「タイムライン」の描画をやってみました

もちろん、線や四角などの図形とテキストボックスを使って、一から自分でタイムライン的な図形を作ってしまう方法もあります。

しかし、日付の間隔や時間の幅など、「タイムライン」のツールボックスを使えば自動で調整される部分もありますので、「タイムライン」ツールを使えるとやはり便利でしょうね。

やはりサブスクリプション型のサービスはうまくできていて、
本当に必要な作業が出てきてこの機能が欲しい・・という場面になると無料ではできないようになっています。

Lucidchartも、無料でできる部分もあるとは言え、実務レベルでの作図や図面の管理になると、どうしても有料アカウントが欲しくなってくると思います。

これまで連載として無料・有料の両方のアカウントで利用できる例を見てきました。

現在、マイクロソフトのVisioを使って年額の料金を支払っているなら、Visioを始めとする作図ツールとも親和性が高く共同作業も可能なLucidchartの導入は検討の余地があるでしょう。

マイクロソフトやグーグルのインテグレーションも当サイトでご紹介してきましたので、Lucidchartがいかに導入しやすいツールであるかはお分かりいただけたかと思います。

オンラインで使えるツールなので、これからも進化していく可能性を秘めていますし、
当サイトでもこれから不定期的にご紹介をしていきたいと思っています。

関連記事

  1. 簡単ファイル転送アプリ-Xender

  2. 【連載1】Lucidchartの図をワードやエクセルに挿入する―マイクロソフトインテグレーション

  3. [連載]Windows・Android・iPadOSの異なる環境でメールを同期する⑦!Sparkの便…

  4. [連載]Windows・Android・iPadOSの異なる環境でメールを同期する⑤!2人で使うタブ…

  5. 続3・iPadで使うカレンダー:iCloudアカウントだけを使う

  6. [連載]Windows・Android・iPadOSの異なる環境でメールを同期する③!2人で使うタブ…

  7. AndroidスマホでGoogleのキーボード「Gboard」をビジネスでも上手に使いこなす!

  8. 【連載5】Lucidchartの図面データをGoogle(グーグル)ドライブと同期する

  9. 【連載6】Lucidchartの図面をGoogleドライブに自動バックアップするには

特集記事!

  1. [CLOVA Note]LINEの音声認識AI搭載で音声データを楽々テキスト化!…
  2. [Teams]自分だけが使うチャットでチャット操作をマスター&アカウントに注意
  3. 【スクリブルがiPadOS15から日本語対応に】メモアプリはApplePenci…
  4. こんなに簡単!おしゃれで自分好みのロゴを作成できる「DesignEvo」が秀逸す…
  5. メールアプリ「Spark」の便利機能その10ー複数で1つのメールアドレスを管理す…
  6. 続・iPadで使うカレンダー:新しい予定表の作成や公開を設定してみる
  7. 街を愛する地域ポータルサイト!個人的に好きな10サイトを選んでみた!(1位~3位…
  8. 街を愛する地域ポータルサイト!個人的に好きな10サイトを選んでみた!(4位~10…
  9. 会社を退職したいけどできない!退職代行サービスの利用で失敗しない方法とは
  10. 自社でメールマガジンを配信したい!メール配信サービス徹底比較6選

人気記事 PickUp!

おすすめ記事

ピックアップ!

  1. Slackとの連携にも必須!Trelloでチームを作成する方法
  2. [slack]24.slackに設定したOneDrive上のMicrosoft3…
  3. [slack]25.メインのメールや予定表にOutlookを使っているならsla…
  4. 【シリーズ:一昔前のExcel(エクセル)で停滞している方へ】進化し続けるエクセ…
  5. 【連載番外】Lucidchartでロジカルシンキングに使う図面を3つ選んでみた
  6. iPadでブログ記事を執筆中!記事内に挿入する画像を編集するならどのアプリを使う…
  7. iPadの時短技3選!無駄な時間を省いて効率よく作業しよう
  8. [slack]28.チャットではカバーしきれない分散される情報をStockで拾う…
  9. [slack]29.チャットではカバーしきれない分散される情報をStockで拾う…
  10. [連載]Windows・Android・iPadOSの異なる環境でメールを同期す…

PAGE TOP