前回、「Canva」を無料版で使ったとしても、クオリティーの高いデザインを簡単に作成できることが、確認できたと思います。
今回は、テンプレートを読み込んだ後に、新たに自分でデザインを作成してみましょう。
目次
テンプレートにデザインを加える
前回、作成したデザインを開いて、画面の左側のメニューを確認します。
「素材」をクリックすると、さらに9つのカテゴリが表示されました。
無料写真
テンプレートデザインでは物足りない・・
と言う場合は、用意された素材をデザインに追加することができます。
無料写真をクリックすると、一覧に「無料」と書かれた写真がずらっと並びます。
目的の写真が見つかったら、デザインへドラッグします。
デザインにドラッグできたら、画像のサイズを適当に変更します。
タイトル文字の背景としてこの写真を使うとします。
画像を選択して、左上メニューの「配置」をクリックして、「背面に移動」をクリックします。
背面に移動した写真に「透明度」を設定しました。
これで、2ページ目のタイトルの背景にちょっとした画像を挿入することができました。
なお、この素材は無料版だと8,000点しか利用することができません(それでも多いですが・・)。
「Canva for Work」を利用すると、400,000点の素材を利用することができるようになります。
その他の素材
写真意外にも、素材は色々用意されています。
- グリッド
コンテンツに区切りを入れるための画像になります。 - フレーム
画像を挿入した際の周りを様々に形作りします。 - 図形
丸や四角、三角に楕円などの図形を挿入できます。 - ライン
通常のラインに加え、ダッシュやドット、波線など色々なラインを引くことができます。 - イラスト
かわいいイラストを挿入することができます。 - アイコン
デザインのワンポイントになるようなアイコンを設置できます。 - グラフ
様々な形状のグラフを挿入できます。元となるデータもCanva上で設定できます。 - I ?Canva
「I ~ Canva」と描かれたイラストになります。
グラフの元データとなる情報を入力する場面は、グラフの画像をデザインに挿入した後に、デザインの上のメニューで「データ」という項目をクリックすると入力できるようになります。
テキスト
色々なデザインフォントのテキストを挿入することができます。
様々な種類のフォントを挿入することができますが、デザイン画面の上のメニューでフォントサイズやフォントの種類、色などは後から自由に変更できます。
なお、自分で作成したフォントをアップロードするためには、無料版ではできず、「Canva for Work」が必要となります。
背景
ページに白地のデザインがある場合に、背景として画像を表示することもできます。
例えば、2ページめの下半分は白地に文字だけが書かれているデザインとなっています。
このデザインに背景画像を挿入すると、白地の部分に背景デザインが挿入されたようになります。
オレンジの波線の背景画像を挿入すると、2ページ目の印象が少し変わりましたね。
自分で用意した画像をアップロードする
「Canva」では、自分が既に持っている写真や画像をアップロードすることもできます。
左側メニューで「アップロード」を選択します。
「画像をアップロード」ボタンをクリックして、パソコン内の任意の場所から画像を選択します。
アップロードした画像は、デザインの中に挿入することができます。
もし、アップロードした画像を「Canva」から削除したい場合は、アップロードした画像にマウスを合わせ、表示された「i」のマークをクリックし、その下に表示された「ゴミ箱」をクリックします。
すぐに、削除が反映されない場合は、一旦トップページに戻るなどした後に、再度この画面を確認すると、アップロードした画像が削除されていることが分かると思います。
スマホでCanvaに作成した自分のデザインを確認する
Androidにも、iOSにも、「Canva」のアプリをインストールすることができます。
ここでは、Androidスマホで「Canva」に作成したデザインを確認してみましょう。
Canvaを開き、自分のアカウントでログインすると、
「新しくデザインする」か、
「自分のデザインを開く」かを選択することができます。
自分のデザインを開きますので、「あなたのデザイン」をタップします。
スマホで開くことができないフォントがある場合、上のようにメッセージが表示されます。
スマホ内にないフォントは、そのままボタンをタップしてダウンロードします。
編集できる各パーツは、タップすると、”編集できます”というような枠が表示されます。
デザインに使用されている画像を削除したり、文字を編集することができます。
フォントの大きさや種類、色などもスマホ上で編集することができます。
編集が終わると、自動で保存されます。
パソコンの画面でも編集が反映されているか、確認してみてください。
デザインを自分のパソコンやスマホに取り込む
「Canva」で作成したデザインは、各ファイル形式にして自分のパソコンの中に取り込む(ダウンロード)することができます。
上のメニューの「ダウンロード」をクリックします。
「ファイルの種類」と「サイズ」、「トリムマークや塗り足し」を設定して、ダウンロードをクリックします。
「Canva」で作成したデザインが自分のパソコン内に保存されました。
スマホでも同じように、デザインを保存することができます。
※スマホの場合は、「共有」という名前で、任意のクラウドストレージやメールアドレスへとデータを保存することができます。
スマホ画面の右上に「共有」がありますので、これをタップします。
デザインが読み込まれる間、少し待たされるかもしれません。
デザインの保存先の一覧が表示されます。
クラウドストレージやメールアドレスへの送信などを選択できます。
デザインを共有する
パソコンで操作している場合、作成したデザインを特定の人に送信したり、SNSで共有したり、デザインへのリンクを教えたりすることができます。
メールを送る場合、送った相手も「Canva」のアカウントを持っている必要があります。
また、Twitterにツイートする場合は、複数ページあっても最初の1ページ目しかツイートに表示されません。
チームで共有する場合は、メールで確認メールを送信したり、リンクアドレスを共有した方が良いかもしれません。
常に同じメンバーとデータを共有する場合、自分を含めて350人のメンバーをチームとすることができます。
ただし、チームとして利用できるフル機能を使うには、「Canva for Work」へのアップグレードが必要となります。
作成したデータをみんなで確認したり、2つまで作成できるフォルダを共有したりすることは無料アカウントでも可能となっています。
総括
さて、Canvaという優れたツールが無料版でも十分に機能していることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
「デザインが苦手・・・」と言う方でも、まるでワープロソフトの画像編集を行っているような感覚で使う事ができるのはとてもありがたいことですよね。
ちなみに、操作を元に戻したり、データを保存したりする際のおなじみのショートカットキーである
「Ctrl+Z」や「Ctrl+S」は、このCanvaでも使えます。
つまり、このようなキーボードだけで操作ができる部分もワープロソフトにとても似ているんですね。
ポスター作製やプレゼン資料の作成、Instagramのデザイン作成などあらゆるデザインセンスを求められる場面で、この「Canva」という無料ツールがその一助になることは、間違いないと思います。